『劇場版 仮面ライダージオウ』特集
稲葉友「平成最後の仮面ライダージオウは『単なるフィクションではなくなった』」
全5回
第3回
19/8/6(火)
稲葉友さんが演じるのは、『仮面ライダードライブ』(2014年放送)に登場した、仮面ライダーマッハ/詩島剛。レジェンドライダーが続々出演することでも話題を呼んだ『仮面ライダージオウ』ですが、稲葉さんは“先輩”として、どのような想いを持って撮影にのぞんだのでしょうか?
─── 絶賛公開中の『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』ですが、「平成仮面ライダー」を総まとめにするような内容でした。
稲葉友(以下、稲葉):シリーズものの良さがありましたよね。僕らも夏の劇場版(『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』)で、泊進ノ介の息子が未来からやってくるというストーリーをやっていましたけど、『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』は、平成という時代の最後の仮面ライダーであるジオウだからこその熱い展開が詰まっていて、面白かったです。
─── 平成仮面ライダーが積み上げてきたものあってこその映画になりましたよね。
稲葉 ある意味、「単なるフィクション」じゃなくなった瞬間があって、それが本当によかった。こういう作品は、もう二度とできないじゃないですか。観ていて本当に面白かったです。
─── 「平成仮面ライダー」についての批判もストーリーに盛り込まれているという。「平成仮面ライダー」は凸凹しているから、すべて一度まっさらにして「平成」をやりなおそうという勢力が出てきて……。
稲葉 シンプルにまとめあげていたら、こんなに(シリーズが)続いてないよっていう。時流を読んで、子どものことを見て、色々なことを考えて作られているじゃないですか。
─── 『仮面ライダードライブ』も、最初に発表されたときは「車に乗るの?」みたいな反響もありましたし。
稲葉 「ついにバイクから降りたか」って。序盤はなにかと言われがちでしたが、次第にお客さんに愛してもらえる作品になりました。劇場版やスピンオフ、様々なコンテンツも用意されていますし、それは見る人にとって、とてもいいことですよね。
─── スピンオフといえば、『ドライブサーガ 仮面ライダー ブレン』(2019年4月に配信)にも出演されていましたが、『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』では、仮面ライダーマッハ/詩島剛が久々にスクリーンに登場します。
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