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いま、最高の一本に出会える

「ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season1」製作発表より、左から北乃きい、宮野真守、蒼井翔太、笹本玲奈。

宮野は“面白い人”、蒼井には羽が?「ウエスト・サイド」出演者仲よしトーク

19/9/25(水) 10:30

「ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season1」の製作発表が、昨日9月24日に東京・IHIステージアラウンド東京で行われた。

3000件以上の応募から抽選で選ばれた850名の一般オーディエンスが見守る中スタートした製作発表イベントでは、まず本作の紹介ムービーが上映される。その後、トニー役の宮野真守と蒼井翔太がスーツ姿で客席通路から登場すると、観客からは悲鳴とため息が。2人は「Maria」を美しくデュエットし、会場を大いに盛り上げた。2人のパフォーマンスののち、舞台セットが組まれたステージ上には、白いドレスに身を包んだマリア役の北乃きい、笹本玲奈が現れる。次に、喉の不調のため大事をとった北乃を除く3名は「Tonight」を披露。宮野、蒼井、笹本は、回転する客席の最前部に設けられたステージ上で声高らかに歌い、大きな拍手を浴びた。

観客の前で初めて劇中歌を披露した感想を尋ねられると、笹本は「“両手にトニー”で、どっちを見たらいいのか」と宮野、蒼井に視線を送り、「有名な曲なので緊張しました。本番までにもっと上手になります……!」と頭を下げる。これを受けた宮野、蒼井も「がんばります!!」と深々とお辞儀し、客席の笑いを誘った。

ステージでは、キャストたちのトークセッションが展開。宮野は2017年の「劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月“」でIHIステージアラウンド東京に立ったことを振り返り、共演者に「楽屋の場所を覚えておけば大丈夫!」とアドバイスする。また宮野に舞台と客席の距離の近さを指摘された蒼井が、「大丈夫ですか、唾飛んでませんか?」と冗談交じりにオーディエンスへ呼びかけると、宮野は即座に「飛んでてもきっとみんなうれしいよ!」と付け加えて場内を沸かせた。

作品への思いを尋ねられると、笹本は両親が映画「ウエスト・サイド物語」の大ファンだと明かし、「出演が決まり、私以上に両親や祖父母が喜んでくれた。最高のプレゼントになりました」と感慨深げに話す。また蒼井は、若者の貧困や差別を扱った本作を「題材は悲恋ですが、いまだにある問題について訴えかけてくる」と分析。「この作品は、改めてそういった問題を考えるきっかけになるのでは」と真摯に語った。

トークセッションでは、事前に募られたファンからの質問にキャストが答える場面も。長丁場の舞台を乗り切るため欲しいものを問われ、稽古でしょっちゅうお菓子を食べているという蒼井は、「毎公演後、1ピースでいいのでケーキが欲しい」と述べて会場を和ませる。「共演者のすごいところは?」という質問に北乃は「笹本さんは私の人見知りを察してたくさん話しかけてくれた。とても優しい」「蒼井さんはかわいらしくて、周囲が温かい気持ちになる。……先輩に『かわいい』なんて、すみません(笑)」とエピソードを交えて回答。しかし北乃は宮野について「……面白い人です!」と簡潔にコメントし、宮野から「一言!?」とツッコミを受ける。北乃は宮野の勢いに笑いつつ、「稽古でたくさん話してくれて、ネガティブなこともポジティブに変えてくださいます」と厚い信頼を寄せた。

共演者の仲むつまじい様子に目を細める笹本は、宮野と蒼井を「それぞれトニーらしい。宮野さんはツッコミで場を引っ張ってくれますし、蒼井さんはトニーの、宙に浮くような夢見がちな部分を持っています」と紹介。蒼井が笹本の言葉を「そうなんです。僕、羽が生えているので……」と真面目な表情で受け止めると、笹本は「生えてるね! 羽、見えるよ!」とうなずき、共演者たちを笑わせた。

最後に宮野は、「僕ら自身が(稽古で)今までにない体験をしています。皆さんにもぜひそれを味わってほしい」とメッセージを送り、蒼井は「観客の皆様と一緒に物語を作れたら」と期待を寄せる。さらに蒼井が「一番欲しい差し入れはクレープ! 兄さん、お願いしてもいいですか?」と宮野に水を向けると、宮野は「了解了解(笑)」と快諾。これを聞いた蒼井は「やったー!!」と拳を突き上げ、場内はひと際大きな笑いに包まれた。

1957年初演の「ウエスト・サイド・ストーリー」は、脚本をアーサー・ローレンツ、音楽をレナード・バーンスタイン、作詞をスティーブン・ソンドハイム、原案と初演時演出・振付をジェローム・ロビンスが手がけたミュージカル。今回はIHIステージアラウンド東京のためにデイヴィッド・セイントが演出を施し、振付リステージングをフリオ・モンゲが担当。日本語版の翻訳・訳詞は竜真知子、演出補は薛珠麗、振付指導は大澄賢也が務める。

約7カ月にわたって実施される日本語版の本公演では、上演が3シーズンに分けられ、それぞれに異なるキャストが登場。11月から20年1月まで行われるSeason1には、宮野、蒼井、北乃、笹本のほか樋口麻美、三森すずこ、小野田龍之介、上山竜治、中河内雅貴、水田航生ほかが出演する。Season1の上演は11月6日から2020年1月13日まで。

なおIHIステージアラウンド東京では、10月27日まで「ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』」の来日公演が行われている。

「ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season1」

2019年11月6日(水)~2020年1月13日(月・祝)
東京都 IHIステージアラウンド東京

原案・初演時演出・振付:ジェローム・ロビンス
脚本:アーサー・ローレンツ
音楽:レナード・バーンスタイン
作詞:スティーブン・ソンドハイム

ステージアラウンド版オリジナルスタッフ

演出:デイヴィッド・セイント
振付リステージング:フリオ・モンゲ

日本語上演版STAFF

翻訳・訳詞:竜真知子
演出補:薛珠麗

キャスト

トニー:宮野真守、蒼井翔太(Wキャスト)
マリア:北乃きい、笹本玲奈(Wキャスト)
アニータ:樋口麻美、三森すずこ(Wキャスト)
リフ:小野田龍之介、上山竜治(Wキャスト)
ベルナルド:中河内雅貴、水田航生(Wキャスト)

ドク:小林隆
シュランク:堀部圭亮
クラプキ:吉田ウーロン太
グラッドハンド:レ・ロマネスクTOBI

ほか

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