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海底を歩いているような夫婦のお話、ぐうたららばい「海底歩行者」延期公演

ナタリー

左から伊東沙保、キムユス。

ぐうたららばい「海底歩行者」が、10月15日から18日まで東京・こまばアゴラ劇場、30・31日に京都・ロームシアター京都で上演される。

ぐうたららばいは、FUKAIPRODUCE羽衣の糸井幸之介によるソロユニット。「海底歩行者」は昨年5月に上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた。劇中では、子供を亡くした夫婦の物語が描かれ、出演者には伊東沙保とキムユスが名を連ねている。

糸井は本作について「心の酸素もほとんど無くなり、心の日光もほとんど当たらない、海底を歩いているような、夫婦のお話です」とコメント。伊東は「ユスさんとちからを合わせて、大好きな糸井さんのぐうたららばいの世界を余すところなくお伝えできればと思います!」、キムは「糸井さん、沙保さんにおんぶにだっこしてもらいながら、丁寧に紡いでいければと思います」とそれぞれ意気込みを述べた。

糸井幸之介 コメント

この物語は三人の家族のお話です。

夫婦と小さな子供、三人のお話です。

でも、小さな子供は死んでしまいました。

だから、夫婦のお話です。

人間は心の生き物です。

心の酸素もほとんど無くなり、心の日光もほとんど当たらない、海底を歩いているような、夫婦のお話です。

伊東沙保 コメント

何年か前に糸井さんから「こんなことをやりませんか」と伝えられたとき、こりゃやるまで死ねないなとぽろっと思いました。2020年5月に予定されていた公演の延期が決定し、世界ががらりと変わり、死や生に対する価値観も変化したなかで、作品はどんなふうに映るのでしょうか。少しこわい気持ちです。

今のところ「静かなミュージカル」の気配はなく、元気な稽古をしています。ユスさんとちからを合わせて、大好きな糸井さんのぐうたららばいの世界を余すところなくお伝えできればと思います!

キムユス コメント

子供を失った夫婦の物語。お互いが耐え難い苦しみを背負って、どんな想いで、どの様に生きて行くのか。子供もおらず、ましてや結婚の経験もない自分には計り知れない事が山程あります。糸井さん、沙保さんにおんぶにだっこしてもらいながら、丁寧に紡いでいければと思います。

ぐうたららばい vol.2「海底歩行者」

2021年10月15日(金)~18日(月)
東京都 こまばアゴラ劇場

2021年10月30日(土)・31日(日)
京都府 ロームシアター京都 ノースホール

作・演出・音楽:糸井幸之介
出演:伊東沙保、キムユス

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