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村上虹郎、『MIU404』第6話ゲスト出演でキーマンに!? 暴かれる“志摩の闇”

リアルサウンド

20/7/31(金) 8:00

 綾野剛と星野源が「機動捜査隊」でバディを組み、事件解決を目指す模様を描く『MIU404』(TBS系)。1話完結の物語では毎話登場するゲスト俳優たちの演技が話題になり、一方で縦軸で進む物語の謎も深まってきた。そして、7月31日放送の第6話には、志摩(星野源)の元相棒・香坂役で村上虹郎が出演する。

 当時、捜査一課に来たばかりの香坂は、志摩と一緒にタリウムを使った連続毒殺事件の捜査中に、古いビルの下で遺体として発見された。彼の死を調べていく中で、香坂とたびたび衝突していた志摩が疑われ、それが志摩が“相棒殺し”と呼ばれるようになった所以だ。 伊吹(綾野剛)は志摩のことをよく知ろうと、その真相を探る。

【写真】捜査一課時代の星野源と村上虹郎

 志摩の過去が明かされる第6話で、香坂はいわばキーマン。この役を村上が演じることについて、ライターの折田侑駿氏は“大抜擢”と分析する。

「犯罪者がなぜその事件を起こしてしまったのか、一見すると暗く描かれがちなテーマを、これまで幾度となく、最後には希望が見える形で描いてきた本作に、陰から陽、静から動まで幅広く演じられる村上さんが出演するというのは、もともと映画がメインで、ドラマにはあまり顔を見せないという面でも大抜擢なのではないでしょうか。志摩と伊吹といえば、この作品の顔であり、本作を形成する“性格”そのものです。香坂が、志摩の過去に関係する人物ということは、つまり今の志摩を形作る存在ということでもある。村上さんは第6話の主役的なポジションを担う瞬間があると思います。これまでのゲスト俳優を見ていても、綾野さんと星野さんとの強力なタッグに霞まない、それなりに拮抗できる人ではないと務まらない役だろうなと思うので、本作に影響を与える力を持つ人物として、村上さんは良い役を担ってくれるはずです」

 ドラマ以外にも、舞台や映画で村上の演技を目の当たりにしてきた折田氏は、村上の魅力を次のように語る。

「レギュラー出演したドラマ『この世界の片隅に』(TBS系)で演じた水原哲を見たときに、安心して作品を信頼させてくれる人だなと感じました。戦時中の若者の苦悩を体現した姿、時代に翻弄されてしまう若者がそれでも必死に笑顔でいようとする姿がすごく象徴的でした。映画『銃』では、ベテランキャストたちもいる中で、作品の顔になって先頭に立てる人だなと感じましたし、『楽園』や『チワワちゃん』では、等身大の若者の姿だったり、同世代の俳優たちが揃った中でうまく溶け込める存在であることを証明してくれたり、独特な雰囲気を持ちながらも器用な役者さんだと思います」

 また、村上の演技の魅力を裏付けるのは、舞台での経験も大いにあるのではと続ける。

「村上さんは舞台でも力をつけてきている。演劇だと稽古で同じセリフを何百回も口にするでしょうし、同じシーンを何回も演じたりします。観ているシーンごとに主役が違うんです。ドラマでも、そのとき画面に映って話している人が、そのシーンの主役。役者さんは、そのとき一瞬の主役となるキャラクターの人生においての脇役という立ち位置が演じられることが大切だと思います。演劇は、映像よりもその作業を繰り返しやって、体に自然と染み込ませる場でもあると思うので、そこで培ってきたものも大きい気がします」

 村上は出演決定時のコメントで「6話の一番のみどころは、なぜ志摩は現在のようになってしまったのかというところです。香坂はその原因でもあるし、志摩の闇でもある」と語っている。第1話から言われ続けてきた志摩の“相棒殺し”過去が、村上によっていよいよ明かされる。

(大和田茉椰)

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