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カポーティに届いたティファニーからの電話とは、ドキュメンタリーの一部映像解禁

ナタリー

20/11/6(金) 10:00

「トルーマン・カポーティ 真実のテープ」ポスタービジュアル

本日11月6日に封切られたドキュメンタリー「トルーマン・カポーティ 真実のテープ」の本編映像の一部がYouTubeで解禁された。

「冷血」などで知られ、ニューヨーク社交界のアイコン的存在でもあった小説家トルーマン・カポーティ。本作では彼の波乱に満ちた人生と素顔に迫りながら、有名人の私生活を赤裸々につづった未完の絶筆「叶えられた祈り」を巡るミステリーを追う。

映像ではカポーティの代表作であり、オードリー・ヘプバーン主演で映画化もされた「ティファニーで朝食を」にスポットが当てられた。映画の本編シーンをバックに、作家ノーマン・メイラーがカポーティの才能を「同世代で敵う者はいない。当時のニューヨークをあれほど見事に描いた小説があるか? 時間と場所を捉えるセンス。誰より息の長い作家になる」と絶賛する。

批評家のセイディー・スタインは小説と映画で主人公ホリーの人物造形がまったく異なることを説明し、映画の脚本を担当したジョージ・アクセルロッドはラストシーンの違いについて言及。映像はカポーティが「ティファニーから電話が来た。宣伝のために朝食の食器セットを送ってくれると言うんだ。僕は“純銀か純金なら”と答えたよ」と周囲を笑わせる姿で締めくくられた。

イーブス・バーノーが監督を務めた「トルーマン・カポーティ 真実のテープ」は、東京のBunkamura ル・シネマほか全国で順次ロードショー。アメリカに先駆け、日本が世界最速の劇場公開となる。

(c) 2019, Hatch House Media Ltd.

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