劇団民藝「正造の石」は1人の女性の成長と自立の物語、脚本に池端俊策・河本瑞貴
18/12/15(土) 10:26
劇団民藝「正造の石」チラシ表
劇団民藝「正造の石」が、2月14日から25日まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演される。
池端俊策と河本瑞貴が作を手がける本作は、足尾銅山鉱毒事件を背景にした1人の女性の成長と自立の物語。故郷を汚染されたサチ(森田咲子)は、田中正造(伊藤孝雄)の紹介で、婦人解放運動家・福田英子(樫山文枝)を頼りに東京へ向かう。しかしサチは、福田家の内情を密偵するよう官憲に命じられていて……。演出は丹野郁弓が担当する。
上演に際し池端は、「国の近代化政策から取り残され、疎外された人たちの姿は、現代社会なかで生きづらさをかかえる多くの人々のこころに通じると思う」と語っている。なお池端が脚本を手がけるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」は、2020年1月に放送開始予定だ。
劇団民藝「正造の石」
2019年2月14日(木)~25日(月)
東京都 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
作:池端俊策、河本瑞貴
演出:丹野郁弓
出演:樫山文枝、仙北谷和子、船坂博子、望月ゆかり、森田咲子、金井由妃 / 伊藤孝雄、山本哲也、境賢一、山梨光國、梶野稔、神敏将、吉田正朗、本廣真吾、大野裕生、大中耀洋、保坂剛大、近藤一輝
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