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海外映画取材といえばこの人! 渡辺麻紀が見た聞いた! ハリウッド アノ人のホントの顔

スカーレット・ヨハンソン

連載

第6回

『アベンジャーズ/エンドゲーム』

─── 今回はスカーレット・ヨハンソンです。すごいですね、『アベンジャーズ/エンドゲーム』。全米公開3日間で3億5000万ドルという新記録を樹立し、ワールドワイドでは8憶6000万ドル。3日間ですでに12億ドルってとんでもないですよ。全米歴代1位の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)を引きずり降ろし、ワールドワイドの歴代1位『アバター』(09)も超えると言われているようです。彼女はそんな凄い映画でスーパーヒーローのひとり、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフを演じています。

今回のブラック・ウィドウはとても印象的な役回りなんです……というか、映画そのものが印象的。まさに有終の美という言葉がふさわしい最高の最終章なので、もうMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)を終わらせてもいいんじゃないと思うくらい(笑)。

─── でも、ブラック・ウィドウの単独シリーズはすでに動いているんですよね?

みたいですけど、少なくともしばらくはいらない。それを「観たい」と思うようになるには時間がかかりそうです。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』

─── スカーレットは子役から生き延びた稀有な女優ですよね?

そうですね。『ノース 小さな恋人』(94)というロブ・ライナーの映画でデビューしていて、このとき10歳くらい。注目されたのは『ゴーストワールド』(01)のやさぐれ女子高生でしょうか。でも、彼女がハリウッドで生き残ったのはひとえに『ロスト・イン・トラスレーション』(03)があったからでしょうね。彼女だけじゃなく、監督のソフィア・コッポラも生き残った(笑)。

─── スカーレットに初めてインタビューしたのは、そのときですか?

いや、それがその前の『スパイダー・パニック!』(02)なんですよ。大きくなったクモが襲いかかるという、50年代のSF映画みたいな楽しいB級作品で、彼女はこのとき17歳くらい。インタビューはなんとタバコをスパスパと吸いながらですよ。「クモのように大きくなるとイヤなものって何ですか?」という問いに「あなた、Hなこと聞くわねぇ」といってニヤリと笑う。さらに「私の友達はみんな、自分のやりたいことがはっきりしている。そうじゃない人って退屈」とキッパリ。しかもあのハスキーボイスですからね。すでにもう、この女子すごいぞって思っちゃいましたね。 

マイケル・ベイのSF映画『アイランド』(05)のときは「『ロスト・イン・トランスレーション』のおかげで人生がガラっと変わって、まさに“ワオ!”って感じ。仕事が続けられるようになったのも『ロスト・イン・トランスレーション』のおかげだわ」と言いつつ、「この映画、ユアン(・マクレガー)とメイクラブするシーンがあるの。撮影が楽しみ。だってユアン、すごーくすてきなんですもの」って。スカーレットって、恋愛に関しても奔放だから、なるほどなーでしょ?(笑)

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