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嵐、活動休止会見で見せた“絆”の強さ 『news zero』では櫻井翔が復活の可能性も示唆

リアルサウンド

19/1/29(火) 16:00

 1月27日、嵐から2020年12月31日をもってグループでの活動を休止するとの電撃発表が行われた。ファンクラブサイトに動画でメッセージを投稿した後、大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤のメンバー5人が都内で会見を開き、1時間20分に及び質疑応答に応じた。その模様は情報番組やワイドショーなどで大々的に報じられた。会場となったジャニーズ事務所に登場した嵐は、大野から「2017年6月中旬ごろにメンバー4人に集まってもらって自分の思い、気持ちを話させて頂きました。自分の嵐の活動を終えたいと。自由に生活を一回したい」と自身が事務所を退所したい意向を示したと告白。その後、大野と各メンバー、また事務所サイドも含め何度も話し合いを重ねた結果、2018年6月に今回の決断が決定したという。5人ではないと嵐ではない、というメンバーの想いからグループ活動を休止、大野本人は芸能活動も休止する。

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■手厳しい質問が絆の強さを裏付ける結果に
 記者会見では最初こそ緊張感漂う雰囲気だったものの、次第に時おり笑顔やジョーク、笑い声も混じる嵐らしさに溢れた温かい雰囲気で進行。だが、ある質問でその空気が一瞬にしてピリつく瞬間もあった。記者から「無責任じゃないかという指摘もあると思う」という質問の際に、櫻井は瞬時に「我々からの誠意は、およそ2年近くの期間をかけて感謝の思いを伝えていく期間を設定した」「それが届くようにこれからもたくさんの言葉をお伝えし、たくさんのパフォーマンスを見てもらい、その姿勢と行動をもって、それは果たして無責任かどうかというのを判断していただければと思っています」と答え、SNS上では批判的な質問にも感情的にならず、冷静に受け答えしていて素晴らしい、といった称賛の声が相次いだ。続いて「大野さんがこの決断の矢面に立つと悪者にされちゃう可能性もあるのでは」という問いには二宮が「リーダーが悪者になって見えるのであれば、我々の力不足だと思います」とクールに受け、奇しくもこの質問がより嵐の絆の強さを印象付ける結果となった。

 記者会見時の5人の衣装にも注目が集まった。全員がナチュラルカラーの、柔らかなシルエットが印象的なジャケットとパンツ姿で登場。通常このような会見ではダークカラーのスーツで登場しがちだが、これにはスーツだと重々しい雰囲気になるので、ファンが深刻にならないよう配慮したのでは、という意見も。また記者会見後にライブの追加日程の申し込みが開始されたが、これに伴いファンクラブへの駆け込み入会が殺到。しかしすぐにジャニーズネット上に「新規会員分も申し込みは可能だが既存の会員を優先」という旨が発表され、これにも今まで応援していたファンがライブに行けるよう配慮してくれた、と喜びに沸いた。

 会見の翌日Twitter上には嵐ファンによる「#大野くんの夏休み」というハッシュタグが登場すると、たちまちトレンド入り。「大野君の収入になる公式写真をたくさん買うので、ちょっといいルアーを買って釣りに行って」「体型を保つ宿題を忘れないで」「遊びに飽きたらいつでも戻っておいで」「新学期を楽しみにしています」など大野に対する思いやりに溢れたツイートが相次いで投稿されている。

■櫻井「嵐の復活、あります」
 そして翌1月28日、櫻井は自身がキャスターを務める『news zero』(日本テレビ系)で記者会見に至るまでの経緯や舞台裏についてメインキャスターの有働由美子のインタビューに答えた。“無責任”発言について、少し温度が高くなったものの、あの質問があったからこそ伝えられたことがあった、と告白。また30歳になった頃、他の4人に、今はキャーキャー言われているけれど、歳を重ね成熟した大人のグループになりたいと話していた、と嵐の将来について話し合っていたことにも触れた。そしてインタビューの最後に有働が「復活はありますか?」と質問すると「あります」と断言。「いつか5人でパフォーマンスをすることを頭の片隅に置きながら個人の活動をしていきたい」と発言した。この櫻井の復活の可能性を示唆する言葉にSNSには歓喜の声が溢れ、ほっと胸をなでおろしたファンも多かったはずだ。後半には番組に寄せられた視聴者からの質問に答える中で前述のハッシュタグについても触れ、ファンの温かさに感激したと笑顔で答えた。

 今回の嵐らしい誠実さと優しさに溢れた会見を受け、ファンからは活動休止を惜しみながらもさらに嵐のことが好きになったという声が多い。2020年12月31日まで全力で駆け抜ける嵐から一瞬も目を離すことなく、そして新たな伝説の始まりを願ってやまない。“夏休み”明けに成長した嵐に会えるファンの夢も、いつか必ず叶えてくれることを信じ、見守っていきたい。(北村由起)

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