『ドライブ・マイ・カー』 (c)2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
濱口竜介監督最新作『ドライブ・マイ・カー』のティザービジュアルが公開された。
本作は、妻を失った男の喪失と希望を綴った村上春樹の短編を映画化した人間ドラマ。
商業映画デビュー作にしてカンヌ映画祭コンペティション部門に選出された『寝ても覚めても』、ベルリン映画祭で銀熊賞(審査員大賞)受賞という快挙を成し遂げた短編集『偶然と想像』、さらには脚本を手掛けた黒沢清監督作『スパイの妻』がヴェネチア映画祭銀獅子賞に輝くなど、国際的な舞台で快進撃を続けてきた濱口が、自ら映画化を熱望し監督と脚本を務めた。
主演を西島秀俊が務めるほか、三浦透子、岡田将生、霧島れいから実力派俳優陣が集結した。
公開となったティザービジュアルは、様々な感情が入り交じった表情で遠くを見つめる主人公・家福(西島秀俊)と、彼の愛車である真紅の「サーブ900」に乗り込んだドライバーのみさき(三浦透子)の姿がドラマチックで印象的なものに。また、「その先にあるものを、僕はまだ知らない。」と添えられたキャッチコピーが、みさきとの出会いで大きく動き出していく家福の運命を予感させ、さらに背後に広がる海と相まってスケール感のある展開に期待が高まるビジュアルとなっている。
『ドライブ・マイ・カー』
2021年夏公開