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“本当の友達”がここにいた! 阿部カノンと池田優斗が語るディズニー&ピクサー最新作『あの夏のルカ』

ぴあ

阿部カノン、池田優斗

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これまで数々の名作を発表してきたディズニー&ピクサーの最新作『あの夏のルカ』が18日(金)からディズニープラスで配信される。本作はイタリアの港町を舞台に、海の世界で暮らすシー・モンスターの少年ルカと、彼が出会った少年アルベルトの友情と、ふたりが起こす奇跡の物語だ。日本語版では俳優の阿部カノンと池田優斗がルカとアルベルトを演じているが、ふたりは、“最高の友達といる時に感じる居心地の良さ”が本作の最大の魅力だと語る。

ルカとアルベルトは“兄弟のような友達”

映画は、海の世界で生活するシー・モンスターの少年ルカが、人間の世界を知るシー・モンスターのアルベルトに出会うところから始まる。ふたりは人間の姿になって街に上陸するが、海の世界では人間の世界に行くのはご法度。人間たちもシー・モンスターを恐れている。しかし、見たことのない景色、初めて目にする世界にルカは魅了される。今いる世界から踏み出して、新しい世界を知りたい、自分の進む道を見つけ出したい。そんなふたりの冒険と友情が、ある夏、観客の想像を超える奇跡を生み出す。

『トイ・ストーリー』のウッディとバズ、『モンスターズ・インク』のマイクとサリーなど、ピクサー作品はこれまでも名コンビをたくさん生み出してきた。ミュージカルや映画『ギャラクシー街道』に出演する阿部カノンはまだ12歳。「僕は『リメンバー・ミー』に登場したミゲルとガイコツのヘクターのコンビがいちばん好きです」と笑顔を見せる。「強い絆や友情を感じることができるコンビだと思います! 年齢が離れているけど、凸凹コンビで、そこもすごく好きです」

16歳の池田は映画『ひとよ』『糸』『滑走路』『キャラクター』などに出演する新鋭だ。彼は「ピクサーのコンビでは『トイ・ストーリー』のウッディとバズが一番好き」という。「あのふたりは、単なる友達ではなくて、切磋琢磨するライバルのような関係でもある。そこも好きですし、何より子どもの頃からずっと観てきたので大好きなふたりなんです」

ふたりが語る通り、ピクサーのコンビは年齢が離れたコンビもいれば、職場の同僚、ご近所さん、見習いシェフと料理上手なネズミなど様々なコンビがいる。本作『あの夏のルカ』のルカとアルベルトは、ふたりによると“まるで兄弟のような友達”らしい。

「ふたりはまるで“お兄ちゃんと弟”のような感じがします。僕は兄弟がいないのですが、学校が終わって仲の良い友達の家で遅くまで遊んだりすると、家に帰っても夜ごはんを食べて寝るだけで、その日いちばん一緒にいたのは、その友達だったりします。ルカとアルベルトは年齢も近いし、まるで家族のような友達なんだと思います」(阿部)

「僕もカノンくんと同じでずっと“兄弟”のイメージがありました。ルカとアルベルトはまるで運命のように偶然に出会って、その後は家族のように気をつかわないで何でも話せる特別な友達になる。僕も弟がいないので、自分に弟ができたみたいな気持ちで演じることができました」(池田)

最高の友達といるときに感じる“居心地の良さ”

本当に仲が良い友達は、何か特別なことをしなくても自然と一緒にいて、同じことで笑い、実際の家族よりも長い時間を過ごしていたりする。劇中ではルカとアルベルトの友情のドラマが描かれるが、阿部と池田も収録を通じて“気をつかわない特別な友情”を築いたようだ。

「初めて会った時はすごく緊張していたんですけど、優しく話しかけてくれて、すぐに緊張がほぐれて安心して収録することができました。収録の合間に一緒に“しりとり”もしてくれて、まるで自分に“優しいお兄ちゃん”ができたような感じでした」(阿部)

「実は僕も最初は緊張していたのですが、、カノンくんは一緒にいて、すごく居心地が良かったです。会った瞬間から普通に接してくれたので、自分も飾らずにそのままの状態で一緒にいられて、変に考えたりしないで自分のままでアルベルトを演じることができました。だから自分ひとりの収録でもカノンくんの声を思い出しながら演じることができたし、結果としてまるで兄弟のような良き相棒になりました。テレビのコメント収録をしていても、僕とカノンくんはなぜか息がピッタリ合うんです(笑)。事前に何の打ち合わせもしてないのに、コメントを読む時でも、区切る場所も言い始めるタイミングも全部同じなんです!」(池田)

心配性の両親のもとで育ったルカは、人間の世界に恐る恐る足を踏み出すが、その奥底には強い好奇心や意思が宿る。一方のアルベルトは父の帰りを待ちながらひとりで暮らす大人びた少年だが、さみしさや不安定な一面が垣間見える。阿部と池田は声の演技だけで、ふたりの複雑な内面を見事に演じており、現実のふたりの関係をシンクロさせながら、ルカとアルベルトの友情ドラマも見事に表現している。

「性格が似ていたり、一緒に話をしていて楽しい人と友達になっている気がします。好きなスポーツが違ったりすることもあるけど、気が合う部分がある人とは自然と友達になっていると思います」(阿部)

「いまから思い返すと、ルカとアルベルトの関係と、カノンくんと僕の関係はシンクロというかマッチしていたのかもしれないですね。友達になるのって感覚的な部分がありますよね。さっき出た“居心地”もそうですけど、一緒にいて楽しかったり、落ち着く相手が本当の友達なんだなって、この作品を観て改めて思いました。なにげなく話をする中でいつしか距離が縮まっているのが本当の友達だと思うし、僕とカノンくんもそんな感じでした」(池田)

駆け引きや細かな説明がなくても、出会った瞬間に友達になれる。最高の友達といる時だけに感じる“居心地の良さ”がある。『あの夏のルカ』はそんな言葉にはできないけど、誰もが一度は感じたことのある、そしてかけがえのない感覚を味わえる作品になっているのではないだろうか?

そう言うと阿部は「ああ!」と満面の笑みを浮かべ、池田は「だから大人の方は若い頃を思い出して観てもらえると思いますし、僕たちぐらいの年齢の方には仲の良い友達のことが頭に浮かぶこと思います。ルカとアルベルトを観ることで、友達の大切さを感じられる。そんな作品になっていると思います!」と語った。

『あの夏のルカ』
6月18日(金)よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始
(C)2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

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