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放課後プリンセス、グループの集大成と未来提示した2度目のZepp DCワンマン

ナタリー

18/10/15(月) 22:47

「放課後プリンセスLIVE2018 Princess Destiny ~Moon Light Serenade」の様子。

放課後プリンセスが10月8日に東京・Zepp DiverCity TOKYOでワンマンライブ「放課後プリンセスLIVE2018 Princess Destiny ~Moon Light Serenade」を開催した。

グループ史上2度目のZepp DiverCity TOKYO公演、8月に卒業を発表した小田桐奈々、山口みらん、木月沙織にとってはラストワンマンライブとして行われた「放課後プリンセスLIVE2018 Princess Destiny」。本公演で放プリは花道とセンターステージが設置されたZepp DiverCity TOKYOを舞台に約3時間にわたって全27曲を届け、これまでの活動の集大成とも言えるステージを繰り広げた。

2015年8月発表のミニアルバム「制服シンデレラ」の衣装でステージに登場した放プリは同作の表題曲のほか、「青春マーメイド」「消えて、白雪姫」といった代表曲を立て続けに披露。最初のMCで今回のライブのDVD化が発表されたあとには、小田桐と舞花が「隣の席のプリンセス」をデュエットし、関根ささらは候補生ユニットの放プリユースを率いてソロ曲「Love Fighter」を歌いファンを魅了。その後、制服衣装に着替えたメンバーは「放課後プリンセス~おしえてください!~」「私の右手 あなたの左手~ぎゅってしたい~」「真夏の夜の夢」「アツはナツい!」といった初期の楽曲をメドレーで届け、途中には7月に候補生ユニットの放プリユースから正規メンバーに昇格した雪乃ゆりあを含む5人がダンスのみのパフォーマンスを披露。また「アツはナツい!」では7人がうちわを持って花道やセンターステージで歌唱して観客を楽しませた。

放プリユースによる「HOPE,RESTART~希望の光 射す場所へ~」のパフォーマンスを挟み、7人はバレエ風の衣装で「さよならデュアリーナ」「純白アントワネット」など、「かぐや姫」をイメージした衣装で「アブラカタブLuv!」やまふまふ提供の最新シングルの表題曲「輝夜に願いを」を熱演。会場のボルテージを一気に上昇させた。ライブの中盤には放プリユースから正規メンバーに昇格する小日向ななせ、山本夏望、正規メンバーオーディションに合格した谷のばらの戴冠式が行われ、小田桐が3人にティアラを授与する。山本は「私がこの場に立っていることを1年前の私に話しても信じてもらえないだろうなと思うほど、今胸がいっぱいです」とコメント。小日向は「先輩方が築き上げてきた放課後プリンセスに私たちが入ることによって新しい科学反応が起こるように、そして卒業されていく先輩方には安心して放課後プリンセスを見守っていただけるように精一杯がんばります」と心境を述べ、「ミスiD 2018」の受賞者である谷は「口下手な私で放プリファンの皆さんは不安かもしれませんが、皆さんの期待以上のパフォーマンスを届けられるようにがんばります」と意気込みを語った。

戴冠式のあとは、舞花がソロ曲であるバラードナンバー「On the way to dream」を熱唱。曲の終わりに彼女が「ハッピーバースデートゥーユー」を口ずさむと、カラフルなスカートが印象的な衣装に身を包んだメンバーは放プリユースを従えて「超 HAPPY BIRTHDAY」を披露し、会場に風船が舞う中ファンと共に10月12日に27歳の誕生日を迎えた木月を祝福した。そして7人はコール&レスポンスを交えながら「ふるてんLOVE&ROLL」「Smile×3~笑顔ずっと咲いたままで~」「FORZA! OLE!」といったナンバーをノンストップで畳みかけたのち、「秘密のティアラとジェラート」をライブ本編のラストナンバーとして歌唱。彼女たちが曲中にエレガントなドレス衣装に早着替えすると、場内は大きな歓声で包まれた。

アンコールに応えて再度ステージに現れた放プリは、小日向、山本、谷を加えた10人編成で、フロアにサインボールを投げながら「ガチOnly You」をパフォーマンス。さらに「輝夜に願いを」の収録曲である「満月のアンコール」を経て、小田桐がソロ曲「七色フォトグラフ」を歌い上げ、場内に観客によるハンドクラップが鳴り響いた。ファンに向けた挨拶では1期生の小田桐が目に涙を浮かべながら「アイドルを7年とちょっとやってきて、もっともっとまだまだやりたかったこととか、叶えたかったことはたくさんあったんですけど、みんなと歩いてきた7年間は私にとって本当に宝物です。私がおばあちゃんになってもずっと心に残り続けると思います。本当に心から思うのは、アイドルになってよかったということです」と話し、山口は「放課後プリンセスに加入できたからこそできた経験がたくさんあって、この6年間で私は1人の人間として成長させてもらえたなと思っています」「私をこんなに強くしていただいてありがとうございました」と感謝の気持ちを述べる。また木月は「こんなに長い間1つのことに打ち込めたのは初めてだったと思います」「何より横に立っている仲間たちと、目の前にいてくれる応援に駆けつけてくれた仲間たちと出会えたことにやってきた意味を感じます」と胸の内を語った。最後に彼女たちはファンのコールが響きわたる中「バカだね」を披露し、再び小日向、山本、谷と放プリユースを迎えて「ジュリエット~君を好きな100の理由~(2017 version)」を連続で歌唱。フロアには金色のテープが盛大に降り注いだ。

放課後プリンセスで「放課後プリンセスLIVE2018 Princess Destiny ~Moon Light Serenade」
2018年10月8日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. 制服シンデレラ
02. 青春マーメイド
03. 消えて、白雪姫
04. 隣の席のプリンセス / 小田桐奈々、舞花
05. Love Fighter / 関根ささら with 放プリユース
06. メドレー(放課後プリンセス~おしえてください!~、放送部プリーズ、私の右手 あなたの左手~ぎゅってしたい~、真夏の夜の夢、アツはナツい!)
07. HOPE,RESTART~希望の光 射す場所へ~ / 放プリユース
08. さよならデュアリーナ
09. 純白アントワネット
10. 千年舞歌
11. Memories~君と僕の交差点~
12. かぐや姫、月に帰る
13. ジャスミン~君の心が信じるままに~
14. アブラカタブLuv!
15. ライチレッドの運命
16. 輝夜に願いを
17. On the way to dream / 舞花
18. 超 HAPPY BIRTHDAY
19. ふるてんLOVE&ROLL
20. Smile×3~笑顔ずっと咲いたままで~
21. FORZA! OLE!
22. 秘密のティアラとジェラート
<アンコール>
23. ガチOnly You
24. 満月のアンコール
25. 七色フォトグラフ / 小田桐奈々
26. バカだね
27. ジュリエット~君を好きな100の理由~(2017 version)

※記事初出時、キャプションに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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