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WayV、中国男性アイドルの可能性広げるパーフェクトな国際派グループ 様々な才能による化学反応と微笑ましいチームワーク

リアルサウンド

20/10/18(日) 10:00

 NCTが10月12日に、最新アルバム『The 2nd Album RESONANCE Pt.1』をリリース。先行予約段階で112万枚を突破する自己最高記録を打ち立てた。

 ワールドワイドiTunesランキングで1位。さらに、日本においてもiTunesリアルタイムアルバムランキング、LINE MUSICリアルタイムアルバムTop100、Rakuten Musicリアルタイムランキングでも、軒並み1位を獲得し、改めて彼らの高い人気を感じさせる好発進を見せた。

 さらに、リード曲「Make A Wish(Birthday Song)」のMVがYouTubeで公開されると、14時間で1000万回再生を突破。その後も、さらに再生回数は伸び続け、10月17日現在、5000万回超と勢いが止まらない。

NCT U 엔시티 유 ‘Make A Wish (Birthday Song)’ MV

 人数、国籍に制限がない「K-POPの最新形態」を謳うNCT。今回のアルバムリリース直前に新メンバーを迎え入れて総勢23名となった。さらなる進化が期待される中、これまでNCT U、NCT 127、NCT DREAMと派生ユニットの魅力をおさらいしてきた。そして、第4弾となる今回はWayVに注目していく。

 WayVは、中国をメインステージに活動することを目的に誕生した7人組ユニット。クン(中国)、ウィンウィン(中国)、テン(タイ)、ルーカス(香港)、ヘンドリー(マカオ)、シャオジュン(中国)、ヤンヤン(台湾)と、NCTの掲げるビジョンの多国籍という点を体現しており、SMエンターテインメント史上、初の韓国籍メンバーのいないユニットとなった。

 中国では、今空前のアイドル戦国時代を迎えていると言われている。かつては日本や韓国で人気のアイドルが中国に輸入されるスタイルが主流だったが、国内でも明日のスターを発掘するオーディション番組が人気に。中国生まれ、中国育ちのアイドルが数多く生まれている。

 日本でも「チャイボーグ(チャイニーズ+サイボーグ)」という言葉が広まったように、中国で人気を誇る美男美女は、「サイボーグのように人間離れした美しさ」と形容したくなるビジュアルを誇る。必然的に、アイドルに対して求められるレベルも高い。もちろん、中国をメインに活躍することを目的として生まれたWayVも例外ではなく、その高まる期待値を超えてくる。

 生まれながらに持つ素材の良さのみならず、鍛錬の末に仕上がった肉体美に、洗練されたヘアメイク。多くの人を魅了するために、自分自身という素材を磨き上げていく意識の高さが伺えるのだ。

 さらに、国内外にK-POPブームを仕掛けてきたアイドル育成のエキスパートであるSMエンターテインメントによるハイクオリティなパフォーマンススキルを兼ね備えているというのだから、まさに鬼に金棒。7人のダンスは腕の高さひとつとってもブレることなく、力強くキレを感じる動きは、これぞK-POP仕込みと言いたくなる完璧さ。同時に、中国舞踊のエリートであるウィンウィンを筆頭に、その靭やかな身のこなしに新しさも感じられる。

WayV 威神V ‘Bad Alive (English Ver.)’ MV

 そうしたパーフェクトさに加えて、アイドルらしい愛らしさ、親しみやすさも持っているというのが、彼らの強み。これだけ国際色豊かなメンバーが集まっていながらも、そのチームワークの良さが実に微笑ましいのだ。

 ちなみに彼らが7人でいるときには中国語で会話がなされるそう。そして、ルーカス、ヘンドリー、シャオジュンでいるときは広東語。テンとヤンヤンの間では英語。クンとテンは韓国語。しまいには、英語と中国語と韓国語が混ざってしまうというエピソードを、デジタルチャンネル『hello82』で明かしていた。

 多言語が混ざり合って、面白いコミュニケーションが生まれるように。彼らは曲作り、歌唱力、ピアノ、ダンス、ラップ……と、いくつもの才能がかけ合わさった化学反応を見せていく。2019年には中国の男性アイドルグループとしては最多となる世界30の国と地域でiTunes1位を記録。NCTグループの一員として「K-POPの最新形態」の進化を遂げながら、中国の男性アイドルの可能性を広げ続けるWayVの今後がますます楽しみだ。

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