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松たか子と神田沙也加、イベント前に「アナ雪2」鑑賞し姉妹の絆深める

ナタリー

19/12/2(月) 20:14

左から神田沙也加、松たか子。

「アナと雪の女王2」の大ヒット記念イベントが本日12月2日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で開催され、日本語吹替版キャストの松たか子と神田沙也加が登壇した。

11月22日に封切られ、2週連続で週末動員ランキング1位に輝いた本作。12月1日までに興行収入43億582万円、観客動員数338万人を記録している。この成績を受けてエルサ役の松は「すごく観ていただいてるということですか……?」とピンときていない様子を見せながらも「楽しみに待ってくださって、実際に足をお運びいただいてシンプルにうれしいです」とにっこり。アナ役の神田も「前作と同じように愛されてほしいな、と思いを込めてアフレコをしたのでありがたいです」と感謝の気持ちを述べた。

「実は私たち、ずっと(完成した作品を)観ていなくって……」と切り出した松は、イベント前に神田と待ち合わせて本作を観てきたばかりだと告白。松が「観てないでここに立つのはさすがに失礼かなと思って……」と申し訳なさそうに言うと、神田は「真っ暗でしたけど、松さんを隣に感じて貴重な機会でした」とほほえんだ。

「アナと雪の女王」シリーズが愛される理由を尋ねられると、松は「もちろん映像や楽曲も素晴らしいんですが、どこか画の中に少しの寂しさや暗さがあったり、陰を抱えているキャラクターがいたりする。日本人の機微に通じる美しさを楽しんでいらっしゃるのかもしれません」と分析。神田は「アナもエルサも完璧な人間ではなくて。エルサは自分の殻に閉じこもろうとしてしまったり、アナは寝相とかも悪いですし(笑)。そういう等身大のところが身近に感じていただけるヒロインなのかなと。あと、今回は秋の描写がちりばめられていて、映像の美しさも増していると思います」と続けた。

劇中で流れる新曲について、松は「前作の楽曲がありながら、もう1回絞り出すんだと。スタッフの皆さんの情熱を感じました」とコメント。また「沙也加ちゃんがエルサのナンバーを聴いて『姉さん、大変です。大変な曲になっています』ってメッセージをくれたんですよ。『イディナ(・メンゼル)さんが限界に挑戦したらしいです』って。何限界に挑戦してくれているんだと、正直思いました」と吐露すると、「観る前に台なし(笑)。すみません!」と客席に謝罪をして笑いを起こした。

イベント終盤には、ヒットを祝して松と神田の2人で鐘を鳴らす場面も。最後に松は「本作で『アナと雪の女王』は完結と言われていますが、この映画を観て私はアナとエルサがスタート地点に立ったばかりだと思いました。皆さんも心の中で2人を温かく見守っていただけたらうれしいです」と、神田は「今日隣に松さんが立っていてくれて、1人じゃないってあったかいなと思いました。きっとアナも同じ気持ちで、前作よりも姉妹の絆が描かれていると思います。これからもたくさんこの作品を愛してください」と観客に語りかけた。

「アナと雪の女王2」は全国で公開中。

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