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「ゾッキ」「裏ゾッキ」イベントに齊藤工が音声出演、「主人公はパン屋の横田さん」

ナタリー

21/5/15(土) 11:43

左から竹中直人、篠原利恵、大橋裕之。

「ゾッキ」「裏ゾッキ」上映イベント「秘密の集会 今こそ愛だ」が5月14日に東京・アップリンク渋谷で開催。「ゾッキ」監督の竹中直人、原作者の大橋裕之、「裏ゾッキ」監督の篠原利恵が登壇し、「ゾッキ」共同監督・齊藤工(斎藤工)が音声SNSのClubhouseからサプライズで参加した。

竹中、山田孝之、齊藤が共同監督を務めた「ゾッキ」は、大橋の初期短編集「ゾッキA」「ゾッキB」を実写化した作品。そして「裏ゾッキ」は、愛知・蒲郡での「ゾッキ」撮影舞台裏を捉えたドキュメンタリーだ。「裏ゾッキ」は、5月20日に閉館するアップリンク渋谷の“最後の新作興行作品”にあたる。

イベントで竹中に「元気?」と声を掛けられた齊藤は、自身が腸活にハマっていることから「なんとか生きています! 快便が出ました!」と返答。竹中から「自分で酵素を作っているからね。腸活をしているんだよね」と説明されていた。さらに齊藤は、プライベートでもアップリンクを訪れているそうで、今回の「ゾッキ」「裏ゾッキ」上映について「とても相性のいい劇場」とコメントした。

竹中は、自身が監督したエピソード「父」について「原作を読んだ瞬間に、絶対に撮りたいと思った。怖いというか、切ないし、ガラスが地面に刺さるシーンとかがとても映像的」と言及する。松井玲奈がスキンヘッド姿で演じた“幽霊のような女”に関して、大橋は「あのマンガを描こうと思ったのは、『リング』を観て怖いと思ったから。これより怖いものはなんだろう?と考えたときに、スキンヘッドで目を見開いた女性からいきなり長文で話しかけられたら怖いなと。そこから物語を広げていきました」と誕生秘話を明かした。

「裏ゾッキ」で映画のメイキングドキュメンタリーに初挑戦した篠原は「『ゾッキ』のロケハン段階から撮影地の蒲郡に行って、カメラを回し始めてからは止まることなく、夢中で目の前で起こったことを撮りまくった」と制作を回想。齊藤は、「裏ゾッキ」に登場するパン屋を営む女性に注目したそうで「もはや『裏ゾッキ』の主人公はパン屋の横田さん。横田さんの娘さんが歌う歌は、竹原ピストルさんに匹敵するくらいの主題歌。しかも『裏ゾッキ』を観ると、横田さんの髪型の変遷もわかる。ヘアスタイルから乙女心が伝わってくる」とマニアックな見どころを挙げた。

最後に竹中は「まだまだ『ゾッキ』上映は続いていく!」と宣言。そして篠原は「本当に今観てもらいたい作品になりました。観客の皆さんそれぞれで感じていただければうれしい」と挨拶した。

「ゾッキ」「裏ゾッキ」のイベントは、5月27日まで連日開催される。開催場所はアップリンク渋谷と都内劇場を予定。

(c)2020「ゾッキ」製作委員会

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