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「醉いどれ天使」開幕、桐谷健太はエネルギーや波動を「ギンギンに感じて」と意気込み

ナタリー

「醉いどれ天使」より。(撮影:田中亜紀)

「醉いどれ天使」が本日9月5日に東京・明治座で開幕した。

「醉いどれ天使」は新型コロナウイルスの影響で当初予定されていた開幕から2日遅れてのスタートとなった。黒澤明が監督を務めた映画「醉いどれ天使」をもとに、蓬莱竜太の脚本、三池崇史の演出で舞台化した本作。劇中では闇市の顔役である松永と、酒好きで毒舌な町医者・真田のぶつかり合いを中心とした物語が展開する。

初日を迎え、松永役の桐谷健太は「戦後の闇市で、明日も見えない中、必死で今を生きる人たちの姿は、きっと観る人の心を揺さぶる何かがあると信じています。全員でエネルギーや波動を惜しみなく出していきますので、ぜひ劇場でギンギンに感じて頂きたいです」とコメント。真田役の高橋克典は「戦争や、あの焼け野原、屈辱、絶望を知らぬ我々現代の若いキャストではありますが、今また別の形で生きるのが困難なある種絶望と圧力の下、三池崇史監督の元、明日への希望を振り絞り、在る命の価値を感じ、演じられたらと思います。是非劇場で、この熱くエネルギッシュな舞台をご覧ください」と来場を呼びかけた。

本作にはそのほか、佐々木希、田畑智子、篠田麻里子、高嶋政宏らが出演する。東京公演は20日まで。なお、20日12:00開演回ではU-NEXT、明治座プレミアム倶楽部にてライブ配信が行われる。その後、10月1日から11日まで大阪・新歌舞伎座でも上演される。

桐谷健太コメント

今、日に日に全体がパワーアップしているのを感じますし、稽古をしていない時も、その時代や松永の感情が流れ込んできて、どんどん変化していくのを感じます。他のキャストの皆さんも力強いうねりのようなエネルギーが1つになったり、ぶつかりあったり、色んなところで刹那の強い渦が現れて、とても刺激的です。きっと毎回違う世界が生まれるのだろうとワクワクしております。戦後の闇市で、明日も見えない中、必死で今を生きる人たちの姿は、きっと観る人の心を揺さぶる何かがあると信じています。全員でエネルギーや波動を惜しみなく出していきますので、ぜひ劇場でギンギンに感じて頂きたいです。

高橋克典コメント

黒澤明監督のどの作品も、若い頃から何度観たかわかりません。この「醉いどれ天使」も然り。三池監督から聞いたところによると「醉いどれ天使」は戦後すぐに作られた、当時の4年後くらいの希望のエネルギーに溢れた作品であると。戦後の焼け野原の中から力強く立ち上がり必死に生きる全ての登場人物たち。その生き様に心打たれます。僕が演じる真田は、幾重にも挫折を重ね、医者としての真っ当な心を持ちながらも酒に溺れる街の医者です。昔確かにいた、街ののんだくれの頑固オヤジですね。桐谷健太さん演じる松永と出会い、ぶつかり合いながらも共に生きる中でどう変わって行くのか、ぜひご覧になっていただきたいと思います。戦争や、あの焼け野原、屈辱、絶望を知らぬ我々現代の若いキャストではありますが、今また別の形で生きるのが困難なある種絶望と圧力の下、三池崇史監督の元、明日への希望を振り絞り、在る命の価値を感じ、演じられたらと思います。人生における時期も含め、とても今の自分に合った役だと感じています。素晴らしいスタッフ、魅力的な共演者達と一緒に演じられることが嬉しく、役者としてのやりがいを感じています。是非劇場で、この熱くエネルギッシュな舞台をご覧ください。

「醉いどれ天使」

2021年9月5日(日)~20日(月・祝)
東京都 明治座

2021年10月1日(金)~11日(月)
大阪府 新歌舞伎座

原作:黒澤明、植草圭之助
脚本:蓬莱竜太
演出:三池崇史
出演:桐谷健太、高橋克典 / 佐々木希、田畑智子、篠田麻里子 / 高嶋政宏 / 渡辺光、黒石高大、高橋里恩、西沢仁太、安藤瞳、菊池日菜子、澤竜次 / テイ龍進、染谷俊之 / 原金太郎、陰山泰、梅沢昌代 ほか

※高嶋政宏と高橋里恩の「高」ははしご高が正式表記。

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