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ヴェネツィア銀獅子賞「ジュリアン」、ティナ・ターナーへの敬意込めた本編映像

ナタリー

19/1/22(火) 18:00

「ジュリアン」より、マティルド・オネヴ演じるジョゼフィーヌが「プラウド・メアリー」を歌うシーン。

第74回ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を獲得した「ジュリアン」より、本編映像の一部がYouTubeにて公開された。

本作は、夫の暴力が原因で離婚した両親の間で揺れ動く11歳の少年・ジュリアンを軸にした物語。トーマス・ジオリア演じるジュリアンは、母に会おうとする父を遠ざけるために必死で嘘をつき続けるが、想像を超えた衝撃的な事態に直面することになる。母ミリアムにレア・ドリュッケール、父アントワーヌにドゥニ・メノーシェが扮した。

本編映像は、マティルド・オネヴ演じるジュリアンの姉・ジョゼフィーヌがバンドのボーカルを務め、パーティで歌を披露する様子を切り取ったもの。「日常音を効果的に生かすため、あえて音楽を使わなかった」と語る監督のグザヴィエ・ルグランが、本編で唯一音楽を使用したシーンだ。ジョゼフィーヌが歌うのは、“ロックンロールの女王”と称されるティナ・ターナーの代表曲の1つ「プラウド・メアリー」。ターナーは、夫からのDVに苦しめられていたことを明かしており、そこから復活を遂げた女性としても知られている。ルグランはこのシーンに「ティナ・ターナーへの敬意を込めた」と明かす。また同曲について「スローに始まり、だんだんテンポが加速していくところが本作の構成とも似ている」と解説している。

「ジュリアン」は1月25日より東京・新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次ロードショー。

(c)2016 - KG Productions - France 3 Cinema

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