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ホラーは人間の特権!「犬鳴村」清水崇、映画祭でジャ・ジャンクーに紹介される

ナタリー

19/10/12(土) 13:47

左からジャ・ジャンクー、清水崇、プロデューサーの紀伊宗之。

「犬鳴村」が第3回平遥国際映画祭のノクターン部門で現地時間10月11日に上映され、記者会見と舞台挨拶に監督の清水崇が登壇した。

三吉彩花主演の「犬鳴村」は福岡・旧犬鳴トンネルの先にあるとされ、数々の都市伝説の噂が流れる心霊スポット“犬鳴村”をモチーフにしたホラー。完成前の段階から、すでに海外10カ国以上でのプリセールスが決定している。

ジャ・ジャンクーが主宰する平遥国際映画祭は、10月10日から19日にかけて中国・山西省の古都、平遥古城内の平遥電影宮で開催されるもの。前日のレッドカーペットに続き記者会見に参加した清水は、主演女優を選んだきっかけを聞かれ「三吉彩花という女優は、子供の頃からお芝居をやっていてすごく技術があるけれど、主演としていろいろなジャンルをやるべきだと思った。それと一緒に作品を作って、彼女のおびえる顔を見たいと思ったからですね」と答える。

さらにホラー映画を観る意義について質問されると、清水は「一言では言えないけれど、ホラーは人間特有のものかなと思います。というのも、“わざわざ”怖がる・驚く・おびえるという行為をして楽しむのは、人間だけの“特権”ではないかと思うので」と回答。さらに「呪怨」シリーズなどで知られる清水はホラー映画作りにこだわる理由を聞かれ「特にこだわってきたわけでもなく、たまたま映画監督としてデビューするきっかけがホラー映画だったということもある。あと僕は小さい頃怖がりで、ホラー映画なんて全然観られなくて。逆にそういう人たちの気持ちがわかるから、作れているのかなと思います。だから、自分で作っておきながらすべての人には勧められないという葛藤もありますね(笑)」と答えた。

また同日のワールドプレミアでは、1500席のチケットが完売。舞台挨拶にて、自らプレゼンターを務めたジャ・ジャンクーに紹介され、清水は「素晴らしい監督に紹介されてとても緊張しますが、身長が同じくらいで安心しました(笑)」と話して爆笑を起こす。そして本編の上映後、再びステージに呼び込まれると、清水は「日本に来たとき、絶対にトンネルへ行かないでね!」と観客に呼びかけて笑いを誘った。

「犬鳴村」は、2020年2月7日より全国ロードショー。

(c)2019「犬鳴村」製作委員会

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