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平成中村座発祥の地で勘三郎を偲ぶ、中村勘九郎「父が帰ってきた気がします」

ナタリー

18/10/30(火) 12:35

「18代目中村勘三郎丈を偲ぶ集まり」より。左から中村七之助、中村勘九郎。

「18代目中村勘三郎丈を偲ぶ集まり」が、本日10月30日に東京・隅田公園内の平成中村座発祥の地記念碑前で行われ、中村勘九郎と中村七之助が出席した。

平成中村座発祥の地は、2000年に平成中村座が発祥した土地でもあり、十八世中村勘三郎の葬儀の際に、彼の遺骨を仲見世の神輿とお囃子で見送った場所でもある。「偲ぶ集まり」では同じく神輿とお囃が行われ、11月1日に東京・浅草寺境内の平成中村座にて平成最後の中村座の開幕を控える2人が、意気込みを語った。

勘九郎は「中村座で追善ができることを、中村屋一同、大変喜んでおります」と感謝を述べ、「6年前は父がいなくなってしまった寂しさに暮れていましたけれども、今また仲見世のお神輿を見ることができて、この浅草の地に父が帰ってきた気がしました。このパワーをもらって、11月公演は一生懸命芝居をしてお客様を楽しませることが父への孝行だと思っております」と真摯に語る。さらに「11月公演には私の2人の倅、勘太郎、長三郎も出ます。中村屋は5歳から69歳まで(笑)、幅広い層で一生懸命勤めますのでよろしくお願いします」と挨拶した。

続く七之助は「6年経ちましても浅草の方たちの父への強い愛を感じました。その愛をお返しするべく舞台を思いっきり一生懸命勤めて、皆様に喜んでいただくことが皆様への恩返しであり父への孝行だと思っています」と意欲を見せた。

平成中村座「十一月大歌舞伎」は11月1日から26日まで東京・平成中村座にて。昼の部には「源平布引滝 実盛物語」「近江のお兼」「江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし」、夜の部には「弥栄芝居賑」「舞鶴五條橋」「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」が披露される。

平成中村座「十一月大歌舞伎」十八世中村勘三郎七回忌追善

2018年11月1日(木)~26日(月)
東京都 平成中村座

昼の部:「源平布引滝 実盛物語」「近江のお兼」「江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし」
夜の部:「弥栄芝居賑」「舞鶴五條橋」「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」

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