ポーランド映画祭2020開催、「デカローグ」「聖なる犯罪者」を劇場公開前に上映
20/9/26(土) 13:00
「デカローグ」HDリマスター版第2話より。
「ポーランド映画祭2020」が、11月20日から23日にかけて東京の東京都写真美術館ホールで開催される。
これまでと同様イエジー・スコリモフスキが監修し、今回で9度目となる本映画祭。このたびラインナップ第1弾が発表され、クシシュトフ・キェシロフスキ監督作「デカローグ」のHDリマスター版、ヤン・コマサが監督した「聖なる犯罪者」が上映されることがわかった。劇場公開が決まっている両作品をひと足先に楽しめる。
「デカローグ」は旧約聖書の十戒をモチーフに、ポーランド・ワルシャワの巨大アパートに暮らす人々の人生模様をつづった全10話、計585分の連作集。当初はテレビドラマとして製作されたが、質の高さが話題を呼び1989年のヴェネツィア国際映画祭でスクリーンにかけられ、のちに世界で劇場公開された。
「聖なる犯罪者」は、前科があるため聖職に就けないと知りつつも神父になることを夢見るダニエルを主人公とした物語。少年院の仮釈放期間に訪れた田舎の教会で新任の司祭と勘違いされ、代わりを命じられるさまが映し出される。
「デカローグ」HDリマスター版は2021年ロードショー予定。「聖なる犯罪者」は2021年1月15日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開される。なおYouTubeではスコリモフスキからのコメント動画が公開中だ。
※「聖なる犯罪者」はR18+指定作品
ポーランド映画祭2020
2020年11月20日(金)~23日(月・祝)東京都 東京都写真美術館ホール
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