ロニートとエスティ 彼女たちの選択
20/2/5(水)
厳格な信仰を持つユダヤ・コミュニティで、女性が自由な生き方を求める難しさを訴えたドラマ。NYで暮らすロニートは父の訃報を受け、久々に生まれ育ったユダヤ教徒たちの街へと帰郷した。彼女を待っていたのは、周囲の冷やかなまなざしだ。女性に慎ましさを求めるユダヤ教の街に、煙草をふかしながら通りを闊歩するロニートの姿は馴染まない。だがそんな彼女に衝撃を与えたのは、幼馴染だったエスティが結婚していたこと。じつはロニートとエスティはその昔、宗教上許されない同性愛の関係にあった。自分を形成する幼少時に悪だと教えられた欲望が、自分に巣くっていると大人になってから気づく恐怖心。その心的苦痛に引き裂かれた、痛ましい女性同士の恋が濃密に描かれている。
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