Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

名優の足跡をたどる「特集上映 原田芳雄生誕80年」が渋谷で開催

ぴあ

20/2/22(土) 0:00

特集上映 原田芳雄生誕80年

2011年にこの世を去った名優・原田芳雄の足跡をたどる「特集上映 原田芳雄生誕80年」が渋谷のユーロスペースで開催される。

原田芳雄は1940年東京都生まれ。俳優座の劇団員時代の1967年にテレビドラマでデビューし、翌年に石原慎太郎が原作・脚本を担当した『復讐の歌が聞こえる』で映画デビュー。今回の特集でも上映される1970年の『反逆のメロディー』で人気を博し、以後は藤田敏八、若松孝二、鈴木清順、森崎東ら多くの監督の作品に出演し、圧倒的な存在感と観る者をくぎ付けにする演技で多くのファンを獲得した。

活躍の場は映画だけでなく、ドラマや音楽など多岐に渡っており、バラエティ番組で趣味の鉄道について熱く語る姿も見られた。精悍でワイルドなルックス、鋭い眼光、豪快に見えて細部までこだわり抜かれた演技は大きなスクリーンで堪能できるスケールの大きなもの。残念ながら2011年に病でこの世を去ったが、彼が遺した作品はいまも多くの映画ファンを魅了し続けている。

今回の特集は、原田芳雄の夫人にして彼が設立した俳優事務所の社長でもある原田章代に、映画評論家の山根貞男が聞いた書籍『俳優 原田芳雄』の刊行を記念したもので、10作品を上映。1980年の名作『ツィゴイネルワイゼン』や、若松孝二監督の重厚なアクション『われに撃つ用意あり』、最後の映画出演作『大鹿村騒動記』などが上映される。

また会期中にはゲストによるトークイベントも予定されており、22日(日)には阪本順治監督と妻夫木聡が登壇。以降も石橋蓮司、桃井かおり、勝村政信が登壇し、映画上映後にトークイベントを開催する。

特集上映 原田芳雄生誕80年
『反逆のメロディー』(監督:沢田幸弘)
『無宿人御子神の丈吉 牙は引き裂いた』(監督:池広一夫)
『赤い鳥逃げた?』(監督:藤田敏八)
『ツィゴイネルワイゼン』(監督:鈴木清順)
『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』(監督:森崎東)
『出張』(監督:沖島勲)
『浪人街』(監督:黒木和雄)
『われに撃つ用意あり』(監督:若松孝二)
『大鹿村騒動記』(監督:阪本順治)
『火の魚 バリアフリー劇場版』(監督:黒崎博)
2月22日(土)から28日(土)まで渋谷・ユーロスペースで開催

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む