小野莉奈が主演を務めた「POP！」のポスタービジュアルが解禁。本作を鑑賞した著名人のコメントも到着した。

本作はチャリティ番組でオフィシャルサポーターを務める19歳の柏倉リンが、社会の欺瞞と不寛容さにもがくシニカルコメディ。小野がリンを演じ、俳優として「疑惑とダンス」などに出演してきた小村昌士が監督を務めた。ビートメイカーのAru-2が音楽を手がけている。

映画監督の今泉力哉は「シュールで笑えてお洒落で。すっごく好きです」と本作を絶賛。女優の松本穂香は「夢も希望も自分っていう存在すら、簡単に忘れられちゃうようなものなのかもしれない。それでもやってくしかない。自分なりに居心地のいいところを見つけてやっていく。なんとなく、そんな事を考える映画でした」とコメントしている。

「POP！」は12月17日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。なお新宿武蔵野館のトイレには本作の“セリフビジュアル”が展示されており、映画公開まで定期的に貼り替えられる。

今泉力哉（映画監督）コメント

シュールで笑えてお洒落で。すっごく好きです。日本の映画じゃないみたい。
いや、どこの国の映画でもないみたい。

もう中学生（お笑い芸人）コメント

1人で何十通り、何百通りもの解釈ができそうな、P・O・P!でした!!

松本穂香（女優）コメント

考えても仕方ない事ほど考えちゃうし、深く考えなくてもサラッと成功しちゃう人はたくさんいる。そうなれたらいい事ぐらい、自分が一番分かってる。
夢も希望も自分っていう存在すら、簡単に忘れられちゃうようなものなのかもしれない。
それでもやってくしかない。自分なりに居心地のいいところを見つけてやっていく。
なんとなく、そんな事を考える映画でした。

幾田りら（シンガーソングライター）コメント

身の回りで巻き起こる出来事を通し、社会や大人に対する“違和感”を感じ始める主人公のリン。
19歳から20歳、子どもから大人へとカテゴライズされていく狭間で、戸惑いながらも自分なりの答えを見つけ出そうと奮闘する姿が、どこか歪で、そして勇敢でした。
主演の小野莉奈ちゃんから溢れ出す、なんともいえない儚さが印象的で心を持っていかれました。脳裏に焼き付きついて離れない、この不思議な体験を、是非劇場でお楽しみください！

石井裕也（映画監督）コメント

主演俳優を魅力的に見せるために全力を投じた監督が凄い。若いセンスでしか撮れない映画。実はめったに観られるものではない。

ジャガモンド斉藤（お笑い芸人・映画好きYouTubeチャンネル「シネマンション」MC）コメント

理想と現実。平和と爆弾。ケツのように割れているこの世界で、もがきながらも正しく生きようとする柏倉リンに僕のハートは掴まれた。
他人事とは思えない！ がんばれ！ リンちゃん！