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妻夫木聡「ドラえもん」で号泣「宮本信子さんの声を聞くだけで涙が…」

ナタリー

20/10/29(木) 17:44

妻夫木聡

「STAND BY ME ドラえもん2」の完成報告会が、本日10月29日に東京・グランドハイアット東京で開催され、キャストの妻夫木聡、宮本信子、羽鳥慎一、監督の八木竜一、共同監督の山崎貴が登壇した。

本作は「STAND BY ME ドラえもん」の続編となる3DCGアニメーション。原作の中でも名作として知られる「おばあちゃんのおもいで」にオリジナル要素を加え、のび太としずかの結婚を巡るラブストーリーを描く。妻夫木が“大人のび太”、宮本がおばあちゃんに声を当てている。ひみつ道具“入れ替えロープ”の声を担当した羽鳥は、このイベントのMCも務めた。

前作に引き続き“大人のび太”を演じた妻夫木。前回ではのび太たちの結婚前夜までが描かれたが、今回は結婚式当日の物語がつづられることに触れ「前回でいろんなことが解決したと思っていたんだけど、当日になってもまだ……(笑)。どこか放っておけない愛くるしさを持っているのがのび太くん。そういうものが出せるよう心がけました」と主にプレスコ形式で行われた収録を振り返る。脚本も担当した山崎は「パッと見フニャフニャしてるけど、しずかちゃんが選ぶに足る人物だということを、声で表現するのはなかなかできないこと。簡単にはしずかちゃんと結婚させるもんか、と思いながら書いていましたが、最後には結婚させてもいいぜ、となりました。それは妻夫木さんの声の力だと思う」と明かした。

宮本は自身の役について「おばあちゃんは本当に、まるごとのび太くんのことが大好き。でもただ好きと言うんじゃなくて、彼がどんなことをしても受け入れてあげるような存在です」と説明。そんな宮本の演技を、妻夫木は「試写会で、宮本さんの声を聞いただけで涙があふれちゃって。おばあちゃんが出てくるだけで泣くスイッチが入っちゃうくらい、素晴らしすぎました」と絶賛する。また宮本は、まだ完成作品を観ていないそうで「わざと観なかったんです。そんなのこの作品が初めてなんですけど。この映画だけは子供たちと一緒に劇場で、雰囲気を感じながら観たいと思っています」と思い入れを述べた。

劇中のアニメーションについて八木は「雨が降って、止んだということが大事なポイントになっています。大変だったけど、雨もきちんと描いてよかったなと思っています。雨がいい仕事してます!」と自信をのぞかせる。そして山崎は「おばあちゃんのおもいで」というエピソードを軸にした理由を問われ「単純に一番大好きな話なんです。1作目のときにどうにかこの要素を入れたかったけど、入らなかったのだけが心残りで。続編を作らせてもらえることになって、まずは『おばあちゃん』を入れたいという思いでした」と熱っぽくコメント。同エピソードが大好きだという妻夫木は「ドラえもんの中で一番好きな話。子供の頃、マンガを読んで初めて泣いたのがこのエピソードでした。子供ながらに、のび太の根底にある優しさや芯の強さは、おばあちゃんにもらったものなんだろうなと思った」と語った。

最後に妻夫木は「僕はこの映画を試写会で観て、ほっとしました。泣いちゃいけない、がんばらなきゃいけないという思いがあった気がするんですが、たまにはほっとできる場所が必要。この映画は、皆さんがほっとできる場所になったと思う」と作品をアピールした。

「STAND BY ME ドラえもん2」は11月20日に公開。

(c)Fujiko Pro/2020 STAND BY ME Doraemon 2 Film Partners

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