Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

中村獅童の長男・小川陽喜くん、人生初の記者会見にも動じず 注目度の高さに獅童は「しゃくに障ります」

ぴあ

続きを読む

東京・歌舞伎座で、2022年1月2日(日)から感染予防対策を徹底した上で収容人数の制限を緩和し、完全入替えの三部制による『壽 初春大歌舞伎』を上演することが決定。歌舞伎俳優の中村獅童が第一部『一條大蔵譚(いちようおおくらものがたり)』、『祝春元禄花見踊(いわうはるげんろくはなみおどり)』の2作品に出演する他、『祝春元禄花見踊』では獅童の長男・小川陽喜(おがわ はるき)が初お目見得する。

11月26日に都内で製作発表会見が行われ、獅童と陽喜くんがそろい踏み。現在3歳の陽喜くんは、紋付きはかま姿で登壇し、「こんにちは!」と元気よく挨拶。人生初の記者会見ながら、会場に駆けつけた約50名の報道陣に動じる様子もなく「緊張していません」と笑顔を見せた。歌舞伎の好きな部分は「戦っているところ。パパの(戦っている)ところがかっこいい」と明かす場面も。そんな息子の受け答えを、隣で見守る獅童は「いつの間にできるようになったんだ!?」と目を白黒させつつ、成長に喜びを隠しきれない様子だった。

正月らしい華やかな踊りの演目で、陽喜くんは奴喜蔵を演じることになっており、隈取りをしての立ち回り、見得を切る演出も予定されている。「子どもで隈取りをして見得を切るって、うらやましいですね」(獅童)。報道陣の視線が、陽喜くんが向かいがちな様子には「しゃくに障りますよね。ファンの皆さんも『陽喜、陽喜』だもん(笑)。“獅童愛”から“陽喜愛”に移り変わっているのがわかる。不安ですよ」と思わず本音も。

親子そろっての会見が実現し、獅童は「父が歌舞伎役者じゃなかったから、こうして親子で金屏風の前に立つ日が来るとは思わなかった。変な気分ですが、ありがたいです」と改めてしみじみ。バーチャルシンガーの初音ミクとコラボした『九月南座超歌舞伎』などを通じて、陽喜くん自ら歌舞伎に興味を持つようになったそうで「押しつけたくなかったけど、自分から歌舞伎に出たいと言ってくれたから、胸いっぱいです」とも。同時に「舞台の上に立ったらライバル。舞台に関してはできるだけ厳しくしたいので、心を鬼にして教えていかなければ。親バカにならないように気をつけたい」と覚悟を示していた。

『祝春元禄花見踊』には獅童に加えて、中村勘九郎、中村七之助らも出演し、初お目見得の舞台を華やかに飾る。平家全盛の世を舞台に公家の一條大蔵卿を描いた味わい深い義太夫狂言の名作『一條大蔵譚』では、獅童が様子を探りに大蔵卿の屋敷へ潜入した源義朝の家来・吉岡鬼次郎を勤める。

『一條大蔵譚』吉岡鬼次郎 平成13年1月 浅草公会堂(C)松竹

取材・文・写真:内田涼

『壽 初春大歌舞伎』
2022年1月2日(日)~2022年1月27日(木)
第一部 午前11時~
第二部 午後2時30分~
第三部 午後6時~
※開場は開演の40分前を予定
【休演】11日(火)、19日(水)
劇場:歌舞伎座

12月14日(火)チケット発売予定

アプリで読む