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ドキュメンタリー映画『娘は戦場で生まれた』2020年2月公開 シリアに生きる家族映る予告編も

リアルサウンド

19/12/23(月) 15:00

 第72回カンヌ国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞受賞作『娘は戦場で生まれた』が2020年2月29日に公開されることが決定し、あわせて予告編とメインビジュアルが公開された。

参考:動画はこちらから

 本作は、ワアド・アルカティーブ監督とエドワード・ワッツ監督がメガホンを取り、シリアでの最後の医療機関の様子を映し出すドキュメンタリー。

 ジャーナリストに憧れる学生アルカティーブは、デモ運動への参加をきっかけにスマホでの撮影を始めるが、内戦は激化の一途を辿り、独裁政権により美しかった都市は破壊されていく。そんな中、アルカティーブは医師を目指す若者ハムザと出会う。ハムザは仲間たちと廃墟の中に病院を設け、日々繰り返される空爆の犠牲者の治療にあたっていたが、多くは血まみれの床の上で命を落としていく。やがて2人は夫婦となり、彼らの間に新しい命が誕生、アルカティーブは自由と平和への願いを込めて、“空”を意味する“サマ”と名付けた。幸せもつかの間、政府側の攻撃は激しさを増していき、ハムザの病院は街で最後の医療機関となる。明日をも知れぬ身で母となったアルカティーブは家族や愛すべき人々の生きた証を映像として残すことを心に誓うのだった。すべては娘のために……。

 公開されたビジュアルでは、荒廃した街の風景を背景に、娘・サマを抱くアルカティーブの姿が切り取られており、「娘よ、これがあなたの故郷」というコピーが綴られている。

  予告編では、シリアの空爆の様子や、アルカティーブとハムザの結婚式の風景、アルカティーブが涙を流しながらサマを抱く姿などが映し出されている。 (文=リアルサウンド編集部)

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