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武道館の次は“やぐら”!? 30周年の怒髪天、スペシャライブで熱唱

リアルサウンド

14/3/14(金) 12:00

20140314-dohatsuten-01-thumb.jpg今年1月、30周年にして初の武道館ライブを行った怒髪天。

 “あなたの側で、生きてる音楽”をコンセプトに、スペースシャワーTVがトップミュージシャンと送るプレミアムライブ番組『SPACE SHOWER TV“LIVE with YOU”~怒髪天~』の収録が、関東近郊某所で行われた。運よく参加権を手にしたのは600人。1月12日に結成30周年の武道館ライブを終えた怒髪天は、想像を凌駕するほどの気迫をもって、ステージに立った。

 まずは誰もが、スペシャルなライブセットに圧倒されたことだろう。怒髪天の念願だったという、会場の天井に届きそうなほどの大きな“やぐら”。そして、やぐらを支える円卓型の巨大ステージがセットされていた。実はこの円卓は、はっぴを着たスタッフの人力(!)で回転する仕様だ。

20140314-dohatsuten-02-thumb.jpg中央に据えられたステージには、やぐらが組まれた。

 メンバー増子直純(Vo)、上原子友康(G)、 清水泰次(B)、坂詰克彦(Dr)が円卓の四方向にスタンバイしたところで一曲目の「己DANCE」が鳴り、怒髪天ライブのお決まりとして増子が櫛(くし)を取り出し髪を整えると、歓声が沸き上がる。さらに、スタート直後からテクノ・ミュージックさながら、無数のレーザー光がステージに降り注ぐという豪華な演出。ここで増子が「同じ北海道出身のサカナクション(のライブ)みたいだろ?」と笑わせたら、もう楽しむしかない。特に「明日への扉」では、怒髪天の明るさが会場全体を包み込み、メンバー・観客が一体となってこのスペシャルなステージを楽しんでいた。

20140314-dohatsuten-04-thumb.jpgレーザー光線でテクノパーティーのような雰囲気に。

 去る1月12日の30周年記念日に初の武道館公演を迎えたことについて増子は「夢の武道館が終わったけど、その後チヤホヤされることもなく、火曜日には不燃ゴミを出し(笑)……あれは夢だったのか?何の感触もない!」と笑わせつつ、中盤では初期の名曲「あえて荒野をゆく君へ」「友として」「歩きつづけるかぎり」も熱唱し、一気に感動の渦へといざなう。

 終盤の『オトナノススメ』では、なんとセクシーなサンバ・ダンサーがサプライズで登場。会場のボルテージは最高潮に到達した。ラスト曲『プレイヤーⅠ』で、レーザー光が雨のように点々とステージに注ぎこむと、増子は天を仰いでぐっと嚙みしめる。歌い終わってから目のあたりを腕でぐっと拭ったのは、汗だったのか、涙だったのか――。実際のところは、本放送で確認していただきたい。

20140314-dohatsuten-03-thumb.jpgステージにはサンバ・ダンサーまで登場。

 日本で近年に30周年を迎えたバンドといえば、サザンオールスターズ、筋肉少女帯など錚々たる面子が思い浮かぶ。彼らと比べると怒髪天は商業的に遅咲きのバンドだったが、個性豊かな4人が円満に、情熱的にバンド活動を続けてきた。増子は「2014年は、やぐら、回るヤツ(ステージ)、武道館、3つの夢が叶った!」といい、汗をぬぐいながら「俺たちはレジェンドだ」と話した。メンバー全員が50代に近づいてきたにも関わらず、約1時間のジェットコースターのようなライブに、息が切れることもない。そんなパワフルなバンドが他にいるだろうか。

 今の怒髪天には、増子の肯定的な世界観と、長年のキャリア、そしてメンバー各々の生き様から生まれる、圧倒的なパワーがある。これからもその背中についていきたい、と思わせるパフォーマンスだった。
(韓奈侑)

≪SPACE SHOWER TV“Live with YOU”~怒髪天~≫
初回放送:3月30日(日)21:00~22:00
リピート放送:4月予定
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