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KOBAMETALが著書『10 BABYMETAL LEGENDS』出版記念イベントを開催

ぴあ

『10 BABYMETAL LEGENDS』出版記念イベントより、KOBAMETAL

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9月4日、BABYMETALのプロデューサー・KOBAMETALがBABYMETALの“LEGEND=ライブ”について綴った、BABYMETAL初のLIVE HISTORY BOOK『10 BABYMETAL LEGENDS』の出版記念イベントが開催された。当日は、BABYMETAL結成10周年を記念し、東京・渋谷のhmv museumにてスタートした企画展「10 BABYMETAL LEGENDS - EXHIBITION - 」の会場で記者会見を開催し、出版イベントでは、13時と15時の回に各40名、合計80名が来場。新型コロナウイルス感染症対策のため、事前に募集した質問に対しKOBAMETALが答えていくQ&A方式で実施した。

https://www.piabooks.com/10babymetallegends(記者会見のリンク)
来場者からの質問で多く寄せられたのは、海外での活動について。当日、実際に海外遠征をしていたファンも参加していたが、海外公演やフェスでのエピソードや、また、日本でのライブとの違いについて語られた。KOBAMETALは海外と日本の違いを「海外は文化やしきたり、食べもの……あらゆるものが違う印象があるのですが、一番はオーディエンスのノリが違うということです。特に海外のオーディエンスは、みなさん感じるままに自由に動くんです。日本はどちらかというとコールアンドレスポンスをマスターしている方が多く団体競技といいますか。みなさんの動きもバッチリ合っているという印象です」。

海外ツアーを前に、日本のライブハウスで単発のライブをやっていたのはリハーサルだったのか?という質問に対しては、本書にも記載されている、BABYMETALの“シアトリカルスタイル”と“ストロングスタイル”という二つのスタイルのライブに触れ、BABYMETALのライブの強みである二刀流について伝え、あくまでも、見せ方の違いであることが伝えられた。

海外ツアーでは、レディー・ガガ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、KORN、メタリカらのツアーに帯同した経験はもちろん、自身の主催イベントやツアーにも海外バンドを招くなどの実績があるBABYMETALだが、ライブと音源のコラボはまったく考え方が違い、楽曲については、本当に必要なコラボかどうかが重要とのこと。フィーチャリングでよくある、名前だけのコラボでは、そもそもBABYMETALのサウンド自体が独特であるため難しく、逆に、曲を作っているときからコラボのイメージが浮かんでくるものにはマジックが起こるとか。実際に、3rdアルバム『METAL GALAXY』では、「PA PA YA!! (feat. F.HERO)」、「Oh! MAJINAI (feat. Joakim Brodén)」といった名コラボが生まれた。「Brand New Day (feat. Tim Henson and Scott LePage)」ではポリフィアというバンドのギターサウンドが楽曲の誕生とともに聴こえていたようだ。「(今後も)楽曲にフィットする、イメージが合うアーティストとコラボレーションができるといいなと思っております」。

2017年、男性限定、女性限定、10代限定をはじめ、小学生以下および60歳以上限定シートを設置した「銀キツネ祭り」、コープスペイント(白と黒のみで顔をペイント)限定の「白キツネ祭り」といった、各公演がカテゴライズされたライブハウスツアー「5大キツネ祭り in JAPAN」について、運営サイドからどう見えていたのかという問いには、「オーディエンスの違いでライブの雰囲気が変わると感じていますが、ステージ上のメンバーがその違いを一番感じるのではないかと思います」とのことだったが、コールアンドレスポンスのパートでは、BABYMETAL自身が女性ボーカルなので、女性限定だとピッチが合ってきれいに聴こえ、男性限定の野太さとの対比がおもしろかったとのこと。この限定イベントは『THE FOX FESTIVALS IN JAPAN 2017 - THE FIVE FOX FESTIVAL & BIG FOX FESTIVAL -』として映像化されているので、ぜひとも、チェックしてみよう。

KOBAMETALが著書『10 BABYMETAL LEGENDS』出版記念イベントを開催

ユニークな質問としては、2歳になる娘がいる親御さんからの相談が届いていたこと。将来芸能界に入れるのではないかと思うほどかわいいお子さんとのことで、「SU-METALさんやMOAMETALさんのようになるには、何を準備すればいいでしょうか?」という質問だった。
「BABYMETALの映像や音源をたくさん与えて布教していただければと思いますが、準備の仕方は人それぞれなので一概には言えないです。ちなみにワタクシの場合、メンバーにはメタルのCDを教えたことがなかったと記憶しています。変な知識や先入観がないほうがいいと思っていますので、基本的には放任主義です。根っこの部分にメタル・ハート(鋼鉄の魂)を持っていることは大前提ですが、メンバーの素材の味を引き出して、そこから新しいメタルのスタイルを作り出したという……」と持論を届けた。

特に印象的だったのは、「封印」について。「封印中、何か新プロジェクト など企画されてたりするんでしょうか?」という質問に対しては、「“Only the FOX GOD knows”です。ワタクシも教えてほしいと思っています」と答えた。

10周年イヤーも10月10日で終わりを迎えるが、「世界征服を見届けますので、これからの活躍を楽しみにしてます!」というエールとともに届いた「10年間で最もうれしかったことは?」という言葉に対し、KOBAMETALは以下のように語った。
「10年間いろいろなLEGENDがありましたが、こうしてみなさんといっしょに10周年を迎えられたことが一番うれしかったかもしれません。これからもSTAY METALということで、BABYMETALのLEGENDを語り継いでいただければと思います。本書『10 BABYMETAL LEGENDS』を手にしていただいて、一冊二冊三冊といろんな方に広めていただいて、みなさんから、BABYMETALの伝説(=LEGEND)を広めていっていただければと思います」

また、イベントでもKOBAMETALや司会者が着用していたKOBAMETALオリジナルTシャツだが、TOWER RECORDSやHMVで販売して即完売となっていた2デザインも加えた全3デザインを、オンラインショップ「アスマート」で追加受注販売を行うことが決定した。詳細は以下のURLからチェックしてみよう。

『10 BABYMETAL LEGENDS』
KOBAMETAL・著 / ぴあMUSIC COMPLEX(PMC)・編
発売中
仕様:A5判/224P/無線綴じ
定価:1870円(税込)
販売場所:全国書店、ネット書店、CDショップ ほか

<書籍の詳細はこちらから>
BOOKぴあ https://book.pia.co.jp/book/b588978.html

<KOBAMETALオリジナルTシャツの詳細はこちらから>
https://www.asmart.jp/KOBAMETAL

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