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映画『ハッピーアワー』公開5周年に寄せた濱口竜介監督のコメント到着

CINRA.NET

20/12/19(土) 19:00

©2015 神戸ワークショップシネマプロジェクト

映画『ハッピーアワー』公開5周年に寄せた濱口竜介監督のコメントが到着した。

2015年に公開された同作は、30代後半の女性4人を主人公に、それぞれの家庭や仕事、人間関係を描きながら、どこにでもいる「普通」の女性たちが抱える不安や悩みを3部構成のドラマとしてつくりあげた作品。上映時間は317分となる。12月26日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほかでリバイバル上映。

濱口竜介監督のコメント

『ハッピーアワー』公開5周年に寄せて
2015年12月に劇場公開された『ハッピーアワー』が、それから5周年という機会にまた劇場で多くの観客と出会う機会をいただきました。上映の機会をくださった東京のシアター・イメージフォーラム、神戸の元町映画館、大阪のシネ・ヌーヴォ、京都の出町座にこの場を借りて御礼を申し上げます。
劇場でご鑑賞いただくことは、この映画にとって本質的なことです。この映画は既にソフトも発売されているし、格別派手なことが起こる映画でもありません。それでも映画館という場所が、この映画と観客が深く交わることを助けてくれると確信しています。そこでは、この映画が写し撮っている、演者たちの魅力を体ごと感じることができると思います。そして、それはどんなスペクタクルに勝るとも劣らないものと私自身は感じています。
5時間17分で3部構成という特異な映画が、公開から5年を経てもまだこのような機会をいただけること自体、一つの奇跡のように感じますが、それは撮影で起きていたことの続きのようでもあります。『ハッピーアワー』の撮影中、カメラの後ろからいつも、カメラの前に立つ演者たちが起こすとても繊細な、でもとても力強い「何か」に驚き続けてきました。その繊細さを、確かに捉える上で、映画館は最高の環境です。そこで『ハッピーアワー』と出会っていただくことができたら、やはりとても幸せなことだと思います。
改めて、この映画を一緒に作った演者とスタッフに感謝します。あなたたちと過ごした時間が、今の私の基盤です。

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