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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

ドラマ「夕凪の街 桜の国 2018」試写会にて、左からキムラ緑子、川栄李奈、常盤貴子、平祐奈。

川栄李奈と平祐奈が同世代に「観るべき!」、常盤貴子主演「夕凪の街 桜の国」試写会

ナタリー

18/7/27(金) 17:31

NHK広島放送局開局90周年ドラマ「夕凪の街 桜の国 2018」の試写会が、本日7月27日に東京・NHK放送センターで行われ、常盤貴子、川栄李奈、平祐奈、キムラ緑子、制作統括の田中意澄、演出の熊野律時が出席した。

こうの史代のマンガ「夕凪の街 桜の国」をもとに、原作の設定を2018年に置き換えて新たな物語を描く本作。2018年と1955年という2つの時代を舞台に、出版社で編集者として働く女性・石川七波と、原爆症でこの世を去った平野皆実の物語が展開していく。

七波を演じた常盤はこの撮影で初めて広島市内を訪れ、「七波と同じように広島のことを少しずつ勉強していきました」と撮影を振り返る。また「街に穏やかな空気が流れていることに驚きました。原爆ドームの前に立ったとき、世界中でこんなにも多くの人が平和の祈りを捧げに来る場所もない、その祈りがこの街を穏やかにしてるのかもしれないと感じました」と広島への印象を口にする。皆実役の川栄は「自分の中で戦争は映像や写真でしか知らないものでした。撮影前に被曝した女性とお話しさせていただき、その方や台本から感じたものをこの作品に込めました。本当にたくさんの人に観てもらいたいです」と真摯に語る。

常盤と平は現代パートに出演。互いに共演した感想を尋ねられると、常盤は「意外性のかたまり。話せば話すほど虜になっていった」と平のユニークな一面を伝える。続いて平が「常盤さんは私の憧れの女性像。芯が強くて、誰にでも優しくて、何をされてても美しい」と褒め称えると、常盤は「いい子でしょー! 平祐奈をよろしくお願いします!」とにっこり。

戦後パートで皆実の母を演じたキムラは、川栄との入浴シーンを述懐する。「皆実がお湯に潜ってパッと出てくるシーンで……本編ではなくなっていましたけど(笑)。そのときの川栄さんの顔が本当に美しくて。当時の子もきれいな笑顔で、生命力にあふれていたんだろうなと。でもこの子もいつかは……と別れも予測している。だからあの笑顔を見たとき、ものすごく苦しい状況なんだと思ったことを覚えています」と切なげに回想した。

本作は、73年前に広島に原爆が投下された8月6日に合わせて放送される。現在23歳の川栄は「学校で戦争を学ぶ授業があっても『何月何日に原爆が落とされました』としか教えられない。でも物語になることで、被曝した方やその家族の心情、何年経っても苦しめられるという感情を知ることができます。私たちの世代は観るべき作品だと思います」と同世代に向けてアピール。10代の平も「私たちの世代は知らないことだらけ。でも実際に広島へ行って、自分の目で見て、日本人として生まれたからには知らなくちゃいけないことだと思いました。学生の方にも8月6日にご覧いただきたいです」と作品を通して自身の意識が変わったことを伝えた。

夕凪の街 桜の国 2018

NHK総合 2018年8月6日(月)19:30~20:43

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