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PFFアワード二冠作『ガンバレとかうるせぇ』劇場公開決定 孤独と向き合う登場人物を捉えた予告編も

ぴあ

19/10/17(木) 8:00

『ガンバレとかうるせぇ』

PFFアワード2014で映画ファン賞と観客賞をW受賞し、釜山国際映画祭ニューカレンツ・コンペティション部門に正式出品された、佐藤快磨(たくま)監督の初の長編映画、そして堀春菜の初主演映画『ガンバレとかうるせぇ』が、劇場公開されることが決定。あわせて予告編と場面写真が公開された。

『ガンバレとかうるせぇ』は、試合に勝っても褒められず、負けて責められることもないという微妙な立場の高校サッカーの女子マネージャーに着眼したユニークな作品。 山王高校サッカー部の3年生マネージャー・菜津(堀)は、夏の大会に敗退したタイミングでマネージャーが引退することが通例のなか、冬の選手権まで残ることを宣言する。しかし、顧問(ミョンジュ)からも部員からも必要とされていないことに気づいてしまう。 一方、キャプテンの豪(細川岳)も、チームの要である健吾(布袋涼太)に夏での引退を切り出され、チームメートからの信頼の薄さが浮き彫りになっていく。 刻々と近づく最後の大会を前に、菜津と豪は選択を迫られる。

本作は佐藤快磨監督の新作で、堀春菜と細川岳が出演する中編映画『歩けない僕らは』(SKIP シティ国際Dシネマ映画祭2019 国内コンペティション短編部門 観客賞受賞作品、出演:宇野愛海、落合モトキ、板橋駿谷、山中聡、佐々木すみ江)とともに公開される。

公開された場面写真と予告編では、登場人物がそれぞれ寂しげな風景の中で孤独と向き合う姿が切り取られ、本作の斬新なアプローチを予感させる。

■マネージャー・菜津役 堀春菜 コメント
『ガンバレとかうるせぇ』わたしが産まれた瞬間を覗かれるようで少しくすぐったいけれど、大好きで大切だから、劇場で観て頂けることが本当に嬉しいです。 『ガンバレとかうるせぇ』『歩けない僕らは』という、佐藤監督が切り取る不器用な人間たちの不器用な物語は、人間に正直でまっすぐがどこか曲がっていて最高に愛おしいです。是非スクリーンでお会いしましょう。

■キャプテン・豪役 細川岳 コメント
上京してお酒を覚えて、朝まで飲むのが楽しくて、「映画やりてえ誰にも負けねえ全員くそだろ」と口だけは達者で、それでもただだらだらとなんとなく鬱屈とした日々を過ごす中出会ったのが『ガンバレとかうるせぇ』でした。 本当に色んなことが下手くそで、でもそう思われるのも嫌で、考えて、ひたすらサッカーをしてこの映画に挑んだのを覚えています。自分の中で始まりのように感じているこの映画が劇場公開される事は本当に嬉しいし、あの時のガンバレが今でも自分を奮い立たせます。

■佐藤快磨監督 コメント
吐く息白い秋田の11月、震えるキャストスタッフと共に無我夢中で走り抜けたあの1週間が、 今でも僕の背中を押してくれています。映画を撮り続けたいと思わせてくれています。 現実でも虚構でもない、だけど本当の時間があるんだと、あのとき僕は心底感動しました。寒さではない、温かいなにかで心の奥がずっと震えていました。そういった瞬間の連続と僕自身 のサッカーへの後悔がこの映画には詰め込まれています。 撮影からもうすぐ6年が経とうとしている今、こうして大きなスクリーンで観てもらえることがとても嬉しいです。ぜひひとりでも多くの方に映画館で出会ってもらえることを強く願っています。



『ガンバレとかうるせぇ』
■11月23日(土)〜 新宿K’s Cinemaにて連日朝10時〜上映
■11月29日(金)〜 愛知・刈谷日劇にて上映
■11月30日(土)〜大阪・シアターセブンにて上映
■12月 大分・別府ブルーバード劇場にて上映

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