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吹越満「なんのちゃんの第二次世界大戦」の魅力語る「想像からズレていく楽しい作品」

ナタリー

21/4/30(金) 17:00

吹越満

「なんのちゃんの第二次世界大戦」より、主演を務めた吹越満のインタビューコメントが到着した。

河合健が監督を務めた本作では、太平洋戦争の平和記念館設立を目指す市長と、それに反対する戦犯遺族の攻防が描かれる。記念館設立によってある人物の過去を改ざんしようとする市長を吹越が演じた。

出演オファーを受けたときのことを振り返り吹越は「まずこのタイトルで大丈夫かと……(笑)。だけど、タイトルの不謹慎さに惹かれましたね。久しぶりに人間臭い普通の人のオファーでしたが、監督のやりたいことが明確ではっきりしているので、大丈夫だと思いましたね」と語る。続けて「戦争反対で世界平和をテーマとしている映画だと感じていましたが、後半にかけて映画の構成が崩壊していきます。撮影中もどうなるのかわかりませんでしたが、それがよかった。想像からズレていく楽しい作品だと感じています」と感想を伝えた。

兵庫・淡路島でオールロケが敢行され、登場人物の8割は現地住民が演じた本作。吹越は「映画の撮影現場を楽しい経験にしてほしいと思っていましたね。カメラが回ってないところでも、そこは気を付けていました。素人の方と共演するのは、普段の演技とは違い、予想外のことが多くて、大変やりがいがありました」と回想し、「クランクインの前日に、声を掛けられた人たちと友達になって、急遽その夜に宴会になりましたね(笑)。お薦めのお店を教えてもらったり、大変楽しかったです!」と述懐する。

最後に吹越は本作の見どころを「おそらく、皆さんがタイトルから想像する内容からは、どんどんズレていきます。面白いです。淡路島のおかしな人たちがわんさか出てきます」と紹介し、「とても変な映画ですが、大真面目な映画です! いい意味で裏切ってくれる作品ですので、どういう映画か想像してから劇場にお越しください!」と呼びかけた。

「なんのちゃんの第二次世界大戦」は5月8日より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開。

(c)なんのちゃんフィルム

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