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BOYSぴあSelection 第38回 赤楚衛二

赤楚衛二 Part1「「チェリまほ」は小さなことの積み重ねから愛が生まれると教えてくれる」

全2回

第1回

20/11/11(水)

この秋、多くの人をときめかせている男の子といえば、俳優の赤楚衛二さん。主演ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』が『チェリまほ』の愛称でバズり中! 木曜の深夜が癒しの時間となっている人が続出しています。

赤楚さん演じる安達は、恋人いない歴=年齢の地味なサラリーマン。童貞のまま30歳を迎えたその日から、“ふれた人の心が読める”という魔法が使えるようになります。そして、そんな魔法を通して知ったのは、社内随一のエリートイケメン・黒沢(町田啓太)が自分に恋心を寄せていること……!

気は弱いけど心の優しい安達役がぴったりの赤楚さんに、作品の舞台裏を聞かせてもらいました。

── 『チェリまほ』、ものすごい反響ですね。

びっくりですね。楽しんでくださる方がいらっしゃったらいいなとは思っていましたけど、ここまで盛り上がってくれるとは想像していなかったというか。僕の Twitterにも海外の方からたくさんコメントが届いていて。木曜の夜はみなさんと一緒にリアタイをしながら幸せを噛みしめています。

── コメントにはタイ語や中国語もありました。

そうなんです! 自分ではわからないので、Google翻訳の力を借りながら読ませてもらっています(笑)。

── 安達を演じる際に、役づくりとしてどんなことを試みましたか。

安達の中で大きいのは、今まで人とちゃんと向き合ってこなかったこと。人から愛されてこなかった、というのはどういうことなんだろうって深掘りするところから始めました。

あとは見た目の面では社会人なので、スーツを着て街を歩いてみることで、どれくらい窮屈なのか自分で体験してみたり。

── 自分でスーツを用意したんですか?

はい。と言っても成人式のときに買ったやつなんですけど(笑)。革靴で歩いたときの足の痛みとか、日々どんな疲れを抱えながらサラリーマンの方たちが働いているかは、なかなか僕にはわからない。なので、まずはそれを自分が実際にやってみるのが大事かなと。

── 確かに、ちょっとした立ち方や歩き方にサラリーマンらしさが出ていました。

わ〜、良かったです! 普通に電車に乗っているときとか、いろんな人がいらっしゃるのでめちゃくちゃ勉強になるなって。改札を通るときのICカードをピッとする仕草とか、信号の待ち方とか、いろいろ観察しながら自分で試したりしていました。

── 普段はすごくカッコいいのに、安達役のときはちゃんとモサく見えるのもすごいなと。

僕自身、人見知りなところが結構あって。その人見知りの部分を究極的に深めていくと、どもってしまうし、人と目を合わせるのが怖くなる。僕の持っている陰の部分をどれだけ膨らませられるかということを突きつめていったら、すっと入っていけました。

あと、ズボラなところは似ているので、そこらへんはあんまり苦労しませんでした(笑)。

2話の箸ペロはオンエアで知って爆笑しました(笑)

── 最初に男性同士の恋愛を演じると聞いたときは、どう考えていましたか?

前提として、僕は男女であっても恋愛と友情は軸が別だと考えていているんですね。それが男性同士となると余計に友情の延長線上に恋愛はないと思ったので、どうやって黒沢への気持ちが恋愛に発展していくんだろうということにずっと悩んでいました。

でも実際に演じてみたら、心にふれてみたり、黒沢が少し笑ってくれたり、一緒にいる時間が楽しかったり。そういう小さなことがひとつずつ積み重なっていくことで愛が生まれていくんだなと実感できたというか。恋愛と友情は別軸なんだけど、同じ軸でもあるんだと感じられるようになりました。

── 誰も見ていないような安達の良さを黒沢はちゃんと見てくれている。その描写が丁寧だから、観ている方もすんなり感情移入できました。

そうなんですよね。話の展開は早いんですけど、心理描写がすごく丁寧で。本当に一歩ずつではあるんですけど、安達が黒沢に歩み寄っていくのを細かく描いているので、演じていてここはどうなんだろうって疑問を思うことなく挑むことができました。

── その一歩ずつがとても愛らしくてキュンとします。

周りから見るとすごく小さな一歩なんですけど、安達からすると大きな一歩。2話の終わりにエレベーターをこじ開けて「ちょっと飯でも行かない?」って誘うところとか、あんな黒沢の本気の気持ちを受けておいて飯かよ!ってなるんですけど(笑)、黒沢はものすごく喜んでいたり。

3話のキスの「嫌じゃなかった」も、安達としては純粋に嫌じゃなかったという気持ちを伝えただけなのに、黒沢はうれしくて舞い上がっちゃったり。そういう安達の一歩と黒沢の受け止め方のズレみたいなのが面白いですよね。

── 3話の居酒屋でのおでこキスはとても素敵でした。

撮影では、僕はビビッて目を瞑っているだけなので、黒沢の表情が見えなくて。だからすごくあっさりした感じで終わったんですけど、オンエアを観たら町田さんがすごく繊細なお芝居をされているなと。

── オンエアで知ることも多いんですね。

そうですね。安達をやっていると、あんまり黒沢の目を見れなかったり、あえて近づかないようにしていることが多いので、あとで観てからいろいろされていたんだと発見することが多いです。2話の箸ペロとか、オンエアで知って大爆笑でしたもん(笑)。あれを現場で見ていたら、僕の芝居も変わっていたかもしれないので、気づかなくて逆に良かったなと。

── 3話のラストのキス未遂もすごく美しいシーンでした。ペットボトルを落とすカットでは20テイクもかかったとか。

落ちたペットボトルがフレームの中におさまるようにしたくて。でも、ペットボトルを落とすと転がっちゃうから、どうやったら足元の近くで止まるんだって、ひたすら何回もやり直していました。

映るのは足元だけなんですけど、あそこは僕らでハグし合っていて。町田さんの体がブレないように僕が支えつつ、頑張れって見守っていたという(笑)。

── 町田さんの手の回し方がちょうどいいエロさもあって絶妙でしたね。

すごいですよね。あそこは強く腕を回すバージョンと優しく腕を回すバージョンの2種類があったんですけど、ガッて来られると安達からすると怖いなという話になり、本番では優しいバージョンでいきました。あれだけ優しく腕を回しつつ、ちゃんとエロく見せられる町田さんがすごいです。持っているなと思いました(笑)。

── あのキス未遂シーンは実際にご覧になってみていかがでしたか?

僕としてはめちゃくちゃ恥ずかしかったです(笑)。現場でも安達の目線をどうしたらいいか気になって。思い切り閉じるか、ガン開きでいくか、白目剥くかの3パターンがあったんですけど、結局あのかたちがコメディになりすぎず、安達の経験のなさも出ていて、いちばん良かったかなと。

── 横顔の美しさがオンエア時も話題になっていました。

町田さんの横顔は本当に美しいですよね。彫りも深いですし。

── スリーピースもめちゃくちゃ似合っていますよね。

ヤバいですよね。あんなカッコいい人見たことないかもしれないです。

── 赤楚さんから見て町田さんのカッコいいところはどんなところですか?

逆にカッコ悪いところがなくて。お芝居はもちろん物事の捉え方も素晴らしいですし、視野も広いし周りへの気遣いもしっかりされているし。見た目もあの顔であの身長、スポーツもできるらしくて。本当に欠点がない。こんな人間いるんだって思いました。おかげで、安達の黒沢に対する劣等感みたいなものは自然と生まれました。僕も最初の方は町田さんの隣に並びたくないって気持ちがありましたもん。だって、脚とかこんなところから生えてるんですよ!(と、自分の胸下あたりを指す)。

かと言って、浮世離れしているかと言ったらそんなこともなく。人間味がすごくあるし、あの顔でコメディっていうのがまたハマるというか。役者として面白い人だなと思います。

── じゃあ、そんなカッコいい町田さんの可愛いところは?

意外とお茶目な部分があって。ノリがすごくいいんです。真面目そうに見えて、ふざけるところはとことんふざけるところがチャーミングだなと思います。

── たとえば?

Twitterにあげたんですけど、メイクさんが電気バリブラシを持っていたんですね。あれを当てると頭皮が柔らかくなって顔が締まる効果があるそうなんですけど、それをMAXにして町田くんに当てたらすごい痛がってて、その痛がっている姿がチャーミングだなって。僕のS心が目覚めました(笑)。

── 赤楚さんは全然痛くなかったんですよね。

そうなんです。何にも感じない方がその分、頭皮が凝っているそうです。だから、僕はいずれハゲるんじゃないかと怖くなりました(笑)。

── 頭皮マッサージしなくちゃ!

今、めちゃくちゃやっています! あの電気バリブラシ、19万円ぐらいするらしくて。一瞬、本気出して買おうかなと思いました(笑)。

僕のシャンプーはお花の香りです

── 今、たくさんの人が赤楚さんに注目していると思いますが、そんな中、11月28日にファースト写真集『A(エー)』が発売されるそうで。

はい! 沖縄で撮らせてもらいました。

── 沖縄を選んだのはなぜなんでしょう?

僕は子どもの頃からピアノを習っていて、クラシックをずっと弾いていたんですけど、クラシック以外で初めて自分で弾いてみたいと思った曲が、『涙そうそう』だったんですね。それで、ずっと沖縄に憧れがあったんです。ただ、ずっとタイミングを逃したまま、結局一度も行ったことがなかったので、写真集を出させていただけるなら沖縄しかないなと。

── 憧れの沖縄はどうでしたか?

都会的なところもあれば緑の多いところもあって、すごく素敵でした。そういうロケーションに合わせて気持ちを引き出していくのが本当に楽しくて。いろんな表情のつまった写真集になったんじゃないかなと思います。

── 写真を撮られるのは得意ですか? それとも苦手ですか?

何かがないと無理ですね。今日みたいにスタジオでとか、衣装があったりすると、そこに影響を受けて表現する感覚になれるからいいんですけど、チェキとか集合写真は……(照)。ただ自分として撮られるのは恥ずかしいですね。

── じゃあ、自撮りも?

苦手です。どこから撮ればいいのか、角度がわかりません(笑)。

── ぜひ練習してください! では、『チェリまほ』第6話の見どころをお願いします。

6話は衝撃の展開ですね。風邪をひいた安達を黒沢が看病したのをきっかけに、ふたりの同棲生活が始まるんです。どんどん安達への愛が膨らんでいく黒沢と、少しずつ許容範囲が広がっていく安達。友情の延長線上に恋愛が結びつくのかどうかが描かれる大事な回。中盤でいちばんお話が動く回だと思います。なので、見逃し禁止で! ぜひリアタイ視聴してください。

── 絶対リアタイします! ちなみに、赤楚さんは好きな人ができたら同棲したいですか? それとも同棲はしたくないですか?

したいです! すごいしたいですけど、自分の時間もほしいので、もし一緒に住むなら1LDKか2LDKで、ちゃんと自分の空間があるところがいいですね。僕は作品に入っちゃうと、恋愛どころか友情関係すらほったらかしにしちゃうくらい集中したいタイプなので、誰かと一緒に住んでも自分ひとりの時間は必要です。

── 赤楚さんの家事能力はどんなものでしょうか?

苦手です。だから一緒に住むならやってもらえるとありがたいというか……(笑)。あ、でもたとえば料理だったら、料理するのは好きなんです。でも、片付けが苦手で……。

── それ、嫌がられるタイプです(笑)。

汚すだけ汚してってなりますよね(笑)。だから同棲するなら、そういうお互いの価値観の歩み寄りは欠かせないなと。ちゃんと相手とうまく合わせられるよう頑張っていきたいなとは思います。

── それこそ、お相手が片付けが好きな方だといいですね。

それがいちばんですね。でも、そしたらもっとダメ人間になりますけど大丈夫ですか?(笑)

── きっと黒沢なら受け止めてくれるはず!

最高ですよね。あんなに何でもやってくれる人がいたら、本当ありがたいです。

── では前編の締めくくりに、そんな黒沢になったつもりで聞きます。赤楚さんは卵焼き、甘いの? しょっぱいの?

それが……しょっぱいのが好きなんです。安達は甘いのが好きなので、僕はしょっぱい方が好きなんだけどなとこっそり思ってました(笑)。

── あともうひとつ黒沢に代わってリサーチさせてください。シャンプーはどのようなものを使っていますか?

友達が営業をやっていて、その子から買ってるんですけど、めちゃくちゃいいんですよ。髪質によって番号があって、僕は髪質が硬めで、ダメージが多かったんですけど、そのシャンプーを使うようになってから髪もしっとりするようになって、匂いもいいので気に入ってます。

── どんな匂いなんですか?

なんだろう。……美容院の匂い?(笑) おかげでお風呂の時間が楽しくなりました。

PART2は『チェリまほ』最終回の直前に公開予定です。最終回の見どころもわかるかも!? インタビュー動画やサイン入りチェキプレゼントもあるのでお楽しみに!

撮影/高橋那月、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/廣瀬瑠美

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