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『夢中さ、きみに。』『ジモダン』『文豪少年!』……ジャニーズJr.、主演作品急増の理由とは “未来のスター”としての存在感

リアルサウンド

21/1/15(金) 6:00

 2021年も、ジャニーズJr.界隈に次々と動きがある。関西ジャニーズJr.のなにわ男子、Aぇ! group、Lil かんさいがジャニーズJr.チャンネルに参加することになったり、サブチャンネルとなる「ジャニーズJr.チャンネル+」が開設され、IMPACTorsの動画がアップされたり、さらには、数々のドラマ作品への出演も多くなっている。

IMPACTors – “Top Of The World” Teaser Movie

 これまでも先輩ジャニーズメンバーが出演する作品にジャニーズJr.が出演し、経験を積むことは少なくなかった。もちろん、今期ドラマでもTOKIO・長瀬智也主演『俺の家の話』になにわ男子・道枝駿佑、関ジャニ∞・大倉忠義主演『知ってるワイフ』(フジテレビ系)にAぇ! group・末澤誠也、ジャニーズWEST・桐山照史主演『ゲキカラドウ』(テレビ東京系)に7 MEN 侍・中村嶺亜などが出演し、作品に華を添える。しかし、今のジャニーズJr.はそれだけではない。単独で主演を務める作品が増えてきているのだ。すでに発表されているものだけでも、なにわ男子・大西流星主演の『夢中さ、きみに。』(テレビ神奈川・MBSほか)、なにわ男子、Aぇ! group、Lil かんさいの選抜メンバーによる『ジモトに帰れないワケあり男子の14の事情』(ABCテレビ・テレビ朝日)、少年忍者主演の『文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~』(WOWOW)など少なくない。今、これだけジャニーズJr.が映像作品に求められる理由は何なのだろうか。

 まず挙げられるのは、演技力の確かさ。ジャニーズJr.たちの活動の一つには、舞台作品への出演がある。昨今では昔に比べて出演作や上演作が増えており、“武者修行”する場も多くなってきた。『Endless SHOCK』シリーズや『DREAM BOYS』などのジャニーズ伝統の舞台はもちろん、Aぇ! group・正門良規はNEWS・加藤シゲアキ脚本の『染、色』、なにわ男子・道枝駿佑は『ロミオとジュリエット』で主演を務めることも決定している。よく、先輩ジャニーズメンバーたちが「最近のジュニアはレベルが高い」という旨のコメントをすることがあるが、まさしくその通りで、こうして舞台で“武者修行”をしたり、頻繁に映像作品に出演をして実力を磨いていることで、レベルの高い演技力を身につけることにつながっているのだろう。実際、なにわ男子・西畑大吾やHiHi Jets・井上瑞稀などはソロで映像作品に出演することも多く、その実力をしっかり評価されている。

 また、揺るぎない個性があることもジャニーズJr.が求められる理由の一つになっているはずだ。ジャニーズJr.チャンネルを見ていても、どのグループも違った個性を持っていることがわかる。例えば、Travis Japanはワイワイしながらもメンバーも見ている人も絶対に傷つけない、上品さがある。今年から参戦した関西ジャニーズJr.もそうだ。「【初めまして】ステージから失礼します!」では、なにわ男子・西畑が中心となってトークをしていたが、まとまりがよくいつまでも見ていられる。さらに途中から1人ずつ自己紹介をしていくが、誰もかぶることなく差別化を図っていた。こうしたはっきりした個性も、役柄へ結びつくきっかけになっているのではないだろうか。

 そして、なんといってもフレッシュさがある。正直に言うと、若手ならではの未熟な部分があることは否めない。しかしその分、特定の役に染まっていない新鮮さ、ベテランには出せない付け焼き刃ではない初々しさ、画面に映ったときの爽やかさ、そして応援したくなる少しのハラハラ感……などフレッシュな人材だからこその良さも多分にある。例えば、『ゲキカラドウ』に出演している7 MEN 侍・中村。決してドラマ出演経験が豊富ではないが、語尾に「イェイ」をつける今どきのチャラい若者が板についている。ジャニーズWEST・桐山の渋みのある演技との対比で、さらにそのフレッシュさが目立っており、1話目にして作品の中で確固たるポジションを築いていた。

 もはや単なる「見習い」ではなく、「未来のスター」というポジションになりつつあるジャニーズJr.たち。様々な作品を脇から固める機会はまだ多いが、これからますます存在力を発揮してくのではないだろうか。

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