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竹中直人、山田孝之、齊藤工が愛知10劇場を巡る、“ゾキゾキ”したエピソード披露

ナタリー

21/3/29(月) 14:43

ミッドランドスクエアシネマでの舞台挨拶の様子。左から齊藤工、松井玲奈、竹中直人、山田孝之。

「ゾッキ」の愛知県横断舞台挨拶が3月27日から28日にかけて開催され、監督の竹中直人、山田孝之、齊藤工(斎藤工)が出席した。

マンガ家・大橋裕之の初期短編集を映画化した本作は、原作のエピソードを多数織り交ぜ、ありふれた日常に巻き起こる不思議な人間模様を描く作品。大橋の故郷である愛知・蒲郡市でオールロケ撮影されていることから、竹中、山田、齊藤は2日間で10劇場を巡り、愛知県の観客に本作を届けた。

ミッドランドスクエアシネマで実施された5回目の舞台挨拶には、豊橋市出身でキャストの松井玲奈も登壇。松井は「たくさんの方に観ていただけて、こうやって生で皆さんにお会いできて“どうれしい”です」と三河弁で挨拶をする。劇中では、白塗りにスキンヘッドの“幽霊のような女”という役を演じた松井が「この役!? こんな面白い役、人生で2度とない!」とオファー時を回想すると、竹中は「この役は松井さんじゃなきゃ困ると思っていました。特殊メイクまでしてくださって……現場に来たとき本物だ!と驚きました」と完成度の高さを称賛した。

続いて、SNSで寄せられた「撮影中のゾキゾキしたエピソードは?」という質問が投げかけられると、松井は「ガラスを踏むシーンがあって。踏んでも大丈夫なガラスと言われていたんですけど、刺さったらどうしよう……という思いと、パキパキ音が気持ちよくて。ゾキゾキしました」と回答。次に竹中は「今お話されたガラスが割れて、という部分を原作で見た瞬間に映画化したい!と思ったんです。“ゾッキぞわー”としたのを思い出しました」と新しい擬音を作りながら述懐する。

山田は、撮影のない日に街を散歩していたことを振り返りつつ「その日、ホテルに戻って振り返ったときに、今日も本当にゾキゾキだったなーと感じましたね」とコメント。それを受けた齊藤は「大喜利のよう……しんどいです」と苦笑しながら、キャストの森優作と九条ジョー(コウテイ)が出演するあるシーンを挙げ「九条さんが森さんに殴られて地面に倒れるというシーンの中で、九条さんが謎のリアクションをとっているんですよ。ヤギの鳴き声みたいな声が入り込んでいて。再現してもらおうとしてもできなかった奇跡の迷言なんです。これはゾキっとする出来事でしたね」と裏話を明かした。

翌日の28日には竹中、山田、齊藤が愛知県公館で愛知県知事表敬訪問を行い、3人の観光文化大使任命発表会見が実施された。愛知県知事・大村秀章が「ビックネーム3人が監督をされると聞いて驚きました。原作も購入して読ませていただきましたが、いったいどんな映画になっているのかとても気になっています」と期待を寄せると、竹中はロケ地の蒲郡について「空気、人々、匂い、すべてが『ゾッキ』の世界観にあう、居心地のいい場所でした」と感謝を伝える。また、山田は「まずは『ゾッキ』ですが、“続ゾッキ”をやりたいという気持ちも持っています。愛知県発の映画として、次は愛知県全体で撮影させていただけたら」と続編への意欲も見せた。

なお、3人はミッドランドスクエアシネマのほか、愛知県のユナイテッド・シネマ豊橋18、豊川コロナシネマワールド、ユナイテッド・シネマ岡崎、イオンシネマ豊田KiTARA、イオンシネマワンダー、TOHOシネマズ 赤池、伏見ミリオン座、イオンシネマ常滑、刈谷日劇を訪れた。

「ゾッキ」は4月2日に全国で公開。愛知県では先行公開中だ。

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