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庵野秀明監督がコミコンのパネルセッションに登壇! アマプラ配信予定の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』制作秘話について明かす

ぴあ

(C) khara

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8月13日(金)より、Amazon Prime Video(以下、Prime Video)にてプライム会員向けに独占配信される『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。この度、7月23日にオンライン上で開催された「Comic-Con@Home(コミコン・アットホーム)のバネルセッションに、本作の原作・脚本・総監督を務めた庵野秀明が登壇。Prime Videoでの配信を待ち望む世界のエヴァファンに向けて、作品への想いを述べた。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版』を含め、『新世紀エヴァンゲリオン』のリニューアルでもリメイクでも続編でもなく、新たな『エヴァンゲリオン』として2007年に誕生した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』 シリーズの4作目にしてシリーズのラストを飾る作品。人造人間エヴァンゲリオンに搭乗し、それぞれの生き方を模索するシンジ、レイ、アスカ、マリたちの姿を美しいデザインと色彩、心に刺さる情感あふれる表現で描いた本作は、累計興行収入102.2億円を突破し、シリーズで最もヒットした作品となった(7月22日現在、興行通信社調べ)。

司会者とのバネルセッションの中で庵野監督は、「本当は8年で完結させようと思っていましたが、16年かかってしまいました。全てが終わった今、ホッとしています」とコメント。また1995年にTVシリーズとして誕生し、26年もの間SFアニメ超大作の金字塔として君臨している本作に関して庵野監督は、「作品自体のストーリーやドラマ、技術的なクオリティは、スタッフとキャストの努力のお陰で、常になるべく高い位置にあるように頑張って維持しています。それとは別に、『エヴァンゲリオン』には世界の人に共通する何かがあったのだと思います。それは自分自身の物語として捉えられるような仕組みになっていたからなのかもしれません。一概には決められませんが、世界中の人がそれぞれ自分にとってこれだと思うものが、届いた結果なのかなと思っています」とエヴァが世界で愛され続けている理由について見解を述べた。

さらに、過去にTVシリーズと『新世紀エヴァンゲリオン劇場版』で2度終わりを迎え、今回が3度目となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のラストに関して、「おおむね最初から決めていました。漠然とあった終わり方が、少しずつ形を変えて今回の終わりに行きつきました。ディティールは変化しましたが、根本的には変わっていません」と、ラストの制作秘話を明かす。 加えて「今年61歳になったので、エヴァではなく実写作品の映画を何本か作りたいと思っています。アニメーションは、 今後実写作品を数本作ってから、またやれるチャンスがあればと思っています。まだ何も決まっていませんが」と今後の展望を語りつつ、「実写作品とアニメーション作品の制作の仕方は全く違います。アニメーションでは出来ないことを実写で色々と描けるので、本当に楽しみにしています」と笑顔で語り、新たな目標に向かって強い意欲を表した庵野監督。最後に、「『エヴァンゲリオン』に限らず、僕の描く作品は基本的には日本で暮らす人たちに向けたドメスティックな内容です。そのような作品が世界の人に愛されているのは本当にありがたく、光栄です。皆さん『エヴァンゲリオン』 を本当にありがとうございます、そしてよろしくお願いいたします」と世界中のファンに感謝の意を示し、バネルセッシは幕を閉じた。

●『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のパネルを含む Prime Video の「Comic-Con@Home」パネル映像


『シン・エヴァンゲリオン劇場版』 EVANGELION:3.0+1.01 THRICE UPON A TIME
8月13日(金) Amazon Prime Videoにて独占配信
企画・原作・脚本・総監督:庵野秀明

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