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バスキア展 メイド・イン・ジャパン Jean-Michel Basquiat : Made in Japan

19/10/12(土)

1980年代、ニューヨークのアート・シーンに旋風を巻き起こしたジャン=ミシェル・バスキアの、日本初の大回顧展。27歳で亡くなった彼の疾走感あふれる本展は、バスキアと日本との特別な関係も知ることができる展覧会だ。アニメ『鉄人28号』を見て育ち、ソニーのウォークマンが大好きだったバスキアは、もともと大の親日家。アーティストとして来日して後は、バブル前夜の圧倒的なバタリティに魅了され、日本=YENなどをモチーフに数々の作品を制作した。日本でもこの時期コレクターや美術館が彼の作品を買いまくり、我が国は世界有数の「バスキア所有大国」となっていく。今でこそ「先見の明」と称賛されるが、まだ20代の若者の作品に公立美術館が大枚(もちろん公金)を出すとは今では考えられないことだろう。バスキアの作品を通して、バブルな日本の狂騒ぶりも見えてくる、大変興味深い展覧会だ。

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