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浅川梨奈が振り返る、2020年の活躍と“憧れ”だった大学生役で感じたこと 「常に進化し続けられたら」

リアルサウンド

20/12/31(木) 12:00

 『女子高生の無駄づかい』(テレビ朝日系)、『僕らは恋がヘタすぎる』(ABCテレビ)など、2020年だけでも数々のドラマに出演し、活躍の場を広げている女優・浅川梨奈。そんな彼女がヒロイン役を務めた『快感インストール』が、現在dTVにて配信中だ。

 2021年は、人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の新春スペシャル(1月2日放送)に出演、さらに2019年に公開され大ヒットを記録した『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』が1月5日にTBS系で地上波初放送されるなど、2021年もその勢いはとどまることを知らない。

 出演した『快感インストール』や『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』の話も含め、2020年の活躍や2021年への意気込み、そして自身のターニングポイントとなった作品について、浅川に話を聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

浅川梨奈が2020年の活躍と“憧れ”だった大学生役を振り返る ドラマ『快感インストール』インタビュー

「できるだけ役ごとに、その役ならではのものにしたい」

ーー2020年は主にドラマを中心に大活躍されていた印象ですが、改めて2020年はどういう年だったかを教えてください。

浅川梨奈(以下、浅川):今年はたぶん皆さんそうだと思うんですけど、思うように仕事ができなかったり、いろんなものが止まっちゃったりした1年だったなと。私も本当にそれを経験して、今までももちろんありがたいと思っていましたが、お仕事をさせていただけることがこんなにも嬉しくて幸せなことなんだと改めて再認識することができました。私にとっても自粛期間は大変だったんですけど、すごく大事な期間だったとも思っていて。仕事が一度止まって、また再開スタートしてから撮影した、配信ドラマ『素顔』や『僕らは恋がヘタすぎる』など、ひとつひとつ現場にいれることが本当に幸せで楽しくて、「本当に楽しい! もっとお芝居したい!」と思いました。2020年は大変だったし、思うようにいかない部分もあったけど、人生においてすごく大事な1年だったんじゃないかなと思います。

ーーご自身の中で成長している実感もあるのではないでしょうか?

浅川:いや~……(笑)。でも、常に成長していなきゃいけないという気持ちはあります。いろんなお仕事をさせていただいて、いろんな現場を経験させていただいているからこそ、その現場で自分がいいなと思った人の行動や立ち振る舞いを、次の現場で自分が活かしていきながら、少しでも成長していければなと常に思ってはいます。自分で「ここがこう成長しました」とはなかなか言えないですけど、常に進化し続けられたらいいなという気持ちでお仕事をさせていただいています。

ーーお芝居をする上で、何かポリシーや秘訣みたいなことはあるんですか?

浅川:もちろん自分の中から引き出すものもあるんですけど、自分の中でお芝居は、その役の人生を考えて、表情だったり、その人ならではの言い回しだったりを見つけることだと思っているんです。なので、本来の自分ではない感覚で台本と向き合うことが多いです。常に新しいものを追求しつつ、それまでやってきた中で吸収してきたこと、学んできたことをどう活かせるかを考えています。

ーーということは基本的に作品ごとに異なるわけですね。

浅川:そうですね。あと、自分の中でも「違う人になりたい」という思いがあって。喋り方や声質、あとは癖などを、できるだけ役ごとに、その役ならではのものにしたいと思っているんです。そこは自分の中で意識して作っているところがあるのかなと思います。もちろんいまも勉強中ですし、たぶんこれから試行錯誤していく部分もあるとは思うんですけど。

ーーこれまでいろんな作品でいろんな人物を演じられてきた中で、浅川さんにとって転機となるような作品はあったんですか?

浅川:自分の中でターニングポイント的な作品が2つあるんです。1つは、初めて長編映画で主演をやらせていただいた『人狼ゲーム マッドランド』(2017年)。当時は自分の将来についてまだ迷っている時期で、今後どうしていくか、どうなりたいかが自分の中で全然定まっていなくて、結構ふわふわしていたんですけど、そんな時期に初めて映画で主演をやらせていただいて、同世代の方たちのお芝居や空気感にすごく刺激を受けて、「自分もお芝居をもっとやっていきたい!」と強く思えるようになったんです。そのおかげでいま自分がここにいると思っていて。なので、『人狼ゲーム マッドランド』は自分の中で大きなターニングポイントになった作品です。

ーーもう1つの作品は?

浅川:もう1つ、というか正確に言うとドラマで2作品あるんですけど、『さくらの親子丼』(2017年/東海テレビ・フジテレビ系)と『駐在刑事Season2』(2020年/テレビ東京系)です。2作品とも家族のお話で、人の心にグサッと刺さるような内容だったんですけど、自分の中でお芝居に対する向き合い方が変わったり、「感情を動かされるのはこんなにも素敵なんだ」と思えた作品です。『さくらの親子丼』は、それこそ『人狼ゲーム マッドランド』でこれからお芝居を頑張っていこうと思っていた矢先に出会った作品で、より頑張りたいと強く決心できたし、自分の力のなさを痛感して、もっとこうなりたいとも思えました。一方『駐在刑事Season2』は、演じた役柄が自分と重なる部分があったり、いままでやってきた中で一番共感する部分が多かった役だったんです。役と自分を重ね合わせてもいいんだと改めて気づかせてくれたので、私の中では大きかったですね。“2つ”って言ったのに、3つ言っちゃいましたね(笑)。

「普通の女の子を演じることが久しぶりだったので楽しかった」

ーー今回『快感インストール』で演じられたノゾミは、大学一のマドンナという設定で、いままで浅川さんが演じられてこなかったような役ですよね。

浅川:そうですね。台本を読ませていただいて、すごくワクワクするお話だなと思いました。ノゾミちゃんはすごくいい子なんだけど、芸能界のノゾミちゃんと大学生のノゾミちゃんという2つの人格があって、そこで葛藤するような女の子です。全4話それぞれ20分という尺で、結構展開が早いからこそ、自分の中で丁寧に描けるように意識しながら撮影に臨みました。完成した作品を観て、私自身も「面白いな」と純粋に思えましたし、普通の女の子を演じることが久しぶりだったので楽しかったです。

ーー“普通の女の子”というのが逆に新鮮な気がしました。

浅川:大学生というのもなかなか演じたことがないですし、ピュアなシーンもあまりやったことがなかったので、自分の中で結構挑戦でした。いままでは、ぶっ飛んだ役や、普通の女の子に見えてもちょっと普通じゃない子みたいな役が多かったので、自分の中でも難しさはありました。

ーー芸能活動をしているノゾミは、二階堂高嗣さん演じる恋愛未経験男子・タカを役作りのためにある意味“利用”するわけですが、浅川さんご自身は役作りのために何かプレイベートで実践することはありますか?

浅川:誰かを巻き込んだりはしないですけど、映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』で藤原千花を演じさせていただくとなったときは、電車に乗るとき、歩いているとき、何か物を取るときなど、藤原だったらどういうふうにするかをその都度考えたりしていました。声に関しても、1人で家にいるとき、自分でこの辺かなっていうピッチの位置に合わせて喋ってみるとか、撮影に入る1カ月ぐらい前にやっていました。そうやって1人でいろいろやることは、私も含め皆さんたくさんあると思います。その役だったらどういうふうに動くか、歩くか、喋るか。そういうことを私生活に持ち込むことはありますね。

ーー逆に“普通の学生生活”に憧れたりすることはありますか?

浅川:ずっとありましたね。普通に学校帰りにコンビニに寄ってアイスを食べるとか、そういうことって結構みんな通ってきた道だと思うんですけど、私はやったことがなくて。「制服のままどっか行っちゃダメだよ」って言われてるのに、ちょっとゲームセンターに遊びに行っちゃうとか(笑)。中学時代は、周りの子たちがそういうことをやっているのを見て、羨ましいなと思っていました。いまも大学から出てくる方々を見ると、「あー素敵だな、大学生っていいな」って思ったりします。そういう憧れは、ずっとあるかもしれないです。でも、このお仕事のいいところだと思うのが、経験していないことを経験させてもらえること。普通に生活をしていたら私は大学に行くこともないし、大学生の空気感を味わうこともなかったので、今回こうやって“ザ・大学生”みたいなテンション感、大学生ノリを味わうことができて楽しかったです。

ーーそんな『快感インストール』に続き、2021年1月2日にTBS系で放送される新春スペシャルドラマ『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』に出演することが先日発表されました。

浅川:すぐ母に連絡したぐらいビックリしたし、嬉しかったです。撮影も、それまでTVで見ていた平匡さん(星野源)が本当に目の前にいて……。私が演じたのは、平匡さんの会社の後輩役だったんですけど、当時TVで見ていた皆さんが目の前でお芝居をしていらっしゃるところに自分も入って、皆さんと一緒にお芝居ができるってこんなに嬉しいんだって思いました。今回は、社員が大勢いる中で、服装だったり行動だったりを結構あざとめにやらせていただいていて。会社に1人は絶対にいそうな、“ザ・女子”、“あざとい女の子”っていう社員、“そんなにバキバキ仕事をやるタイプではないけど先輩にかわいがられるような後輩”をイメージして演じさせていただいたので、私自身も放送が楽しみです。すごく勉強になりました。

ーーそんな『逃げ恥』SPから始まる2021年、どんな年にしていきたいですか?

浅川:個人的になんですけど、私は2022年で芸能生活10周年を迎えるんです。なので、2021年の1年間ってすごく大事だなと自分の中でも思っていて。その10年目に向けて、ひとつひとつのお仕事をこれまで以上に気を張って大事にしていって、2022年とそれ以降に繋げていけるような1年にしていきたいなと思います。私自身も22歳になる年、1人の女性としても成長していけるような1年にしたいですし、1人の女優さんとしても常にいいお芝居をしていけるような人間になりたいです。

■配信情報
『快感インストール』
dTVにて配信中(全4話・各20分)
出演:二階堂高嗣、北山宏光、浅川梨奈、いとうあさこ
脚本・演出:山田能龍
テーマ曲:Kis-My-Ft2「モテたいぜ トゥナイト」
公式サイト:https://video.dmkt-sp.jp/ft/j0003000
公式Twitter:@kisdoki_dtv

■放送情報
新春スペシャルドラマ『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』
TBS系にて、2021年1月2日(土)21:00〜23:25放送
出演:新垣結衣、星野源、大谷亮平、藤井隆、真野恵里菜、成田凌、古舘寛治、細田善彦、モロ師岡、高橋ひとみ、宇梶剛士、富田靖子、古田新太、石田ゆり子
ゲスト:西田尚美、青木崇高、滝沢カレン、ナオト・インティライミ、池谷のぶえ、Kaito、前野朋哉、金子昇
原作:海野つなみ『逃げるは恥だが役に立つ』(講談社『Kiss』所載)
脚本:野木亜紀子
プロデューサー:那須田淳、磯山晶、峠田浩、勝野逸未
演出:金子文紀
音楽 :末廣健一郎、MAYUKO
主題歌:星野源 「恋」(スピードスターレコーズ)
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/NIGEHAJI_tbs/
公式Twitter:@nigehaji_tbs
公式Instagram:nigehajigram

▼浅川梨奈チェキプレゼント▼

浅川梨奈のサイン入りチェキを2名様にプレゼント。応募要項は以下のとおり。

【応募方法】
リアルサウンド映画部の公式Twitterをフォロー&該当ツイートをRT、もしくはリアルサウンドの公式Instagramをフォロー&該当投稿をいいねしていただいた方の中からプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンド映画部の公式Twitterアカウント、もしくは公式InstagramアカウントよりDMをお送りさせていただきます。

※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
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<応募締切>
2021年1月14日(木)

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