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ストリーミング型音楽サービスが日常生活にもたらす影響とは? LINE MUSICを元に検証してみた

リアルサウンド

15/7/1(水) 8:00

【LINE MUSIC】Teaser Movie 02

 いよいよ日本にもサブスプリクション型音楽サービス、つまり定額制聴き放題音楽サービスが本格的に上陸しました。これから我々の音楽生活は大きく変わるかもしれません。この黒船がもたらす影響とは? 今回は「LINE MUSIC」を通して、音楽生活の未来を紐解いていきたいと思います。

 音楽を聴く手段はハードの技術とともに進化し、家庭でアナログ盤を楽しむ時代から、カセットテープを街に持ち出せるようになったウォークマンが出現した時、ライフスタイルには大きな変革がもたらされました。さらにMP3などの音楽ファイルを取り込むことで大量の楽曲を持ち歩くことを可能にしたiPodの衝撃は記憶に新しいところです。今回のサブスプリクション型音楽サービスも、それらが出現したとき以上の革命だといっても過言ではありません。

 RealSound読者であれば、誰もが一度はiTunesミュージックストアのような音楽配信サイトを使用したことがあると思います。ここでは60秒~90秒の試聴が可能ですが、基本的には購入しダウンロードしてからでないと満足に聴くことはできません。「これが全部聴き放題だったら……」という妄想のようなアイディアを実現させたのが、今回のサブスプリクション型音楽サービスなのです。

20150630-lm.jpgLINEのトーク上で簡単に曲をシェアすることができる

 言い方を変えれば、「もはやダウンロードする手間すら省いてしまおう」という新しい提案でもあります。わざわざCDから取り込まなくても毎週自動的に最新曲がライブラリに追加される。ハードディスクの容量を気にしなくてもいい。プレイリストだってプロや友人がバッチリなものを作成してくれる。スマートフォンでYouTubeを観るときのような待ち時間や広告のわずらわしさもなく、携帯の電波さえつながればスムースなストリーミング再生を楽しむことができる。音楽リスナーにとってはいいことずくめな最高のツールなのです。

20150630-lm2.jpg言葉で告白するのが恥ずかしいのであれば、曲で伝えることだって可能

 「LINE MUSIC」はサブスプリクション型音楽サービスの基本となる「聴き放題」や「オリジナル・プレイリスト」、趣向や場面に合わせた「レコメンド機能」に加えて、国民的アプリとなった「LINE」のインフラを生かした楽曲のシェアが最大の魅力です。「LINE」はメッセージを送りあうアプリですが、スタンプで今の気分を表すことによって新しいコミュニケーションを生み出しました。「LINE MUSIC」アプリを一緒にスマートフォンにインストールしておけば、スタンプのように楽曲そのものをシームレスに送りあうことができます。友人にお気に入りの楽曲を気軽に勧めることもできるし、例えば告白やケンカした相手に謝る手段として音楽を使うことも可能です。いくらメディアが騒ごうが、SNSで大量の告知が回ってこようが、気心の知れた友人からのLINEレコメンドに勝る説得力はありません。この距離感での新しい形のクチコミこそが、これからの「ヒットの法則」になる大きな可能性を秘めている、ということです。

20150630-lm3.jpg音楽をシェアして気軽にコミュニケーションを図れることは魅力的

 アーティストやレコード会社は、「最も有効利用されているコミュニケーションツール×サブスプリクション型音楽サービス」の融合のチャンスを逃すわけにはいきません。もはや子供部屋にCDを再生するプレイヤーは存在せず、MacBookにすらCDドライブは搭載されていない時代です。スマートフォンで音楽を楽しむことがネイティブな世代に向けた新しいサービスは、固定観念を捨てなければいけないのです。アーティストにとっても、リスナーにとっても、すでに新しい音楽生活は始まっています。食わず嫌いで乗り遅れるよりも、各社が無料サービスを行っている期間中に、まずは試してみるのはいかがでしょうか。もしかしたら、違法ダウンロードの数が激減するかもしれないし、ラジオやポッドキャストのあり方すら変えてしまうかもしれない。あらゆる可能性を感じながら、音楽生活の未来を考えてみるのは、実に楽しいものですよ。

(文=YANATAKE)

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