若手俳優たちが、思い出深い過去の出演作と、自身に影響を与えた映像作品を紹介する動画連載「私の1本、私を作った1本」。第11回には、アクションスターとしても国内外から注目を集める女優・武田梨奈が登場！ 「空手に救われ、空手に夢を与えられる」と話す彼女は“空手”をテーマに作品を選び、オーディションで役を射止めた映画初主演作と、空手の精神が表現されている名作について語ってくれた。

文 / 金須晶子

武田梨奈の“私の1本”

「ハイキック・ガール！」

2009年公開の空手アクション映画。武田演じる空手少女・圭は、師匠への反発から猛者たちに勝負を挑む“黒帯狩り”を始めるが、やがて悪の格闘集団“壊し屋”にスカウトされてしまう。「黒帯 KURO-OBI」の武術指導や「少林少女」のプロデュースで知られる西冬彦が初監督を務め、武田のほか中達也、高橋龍輝、小林由佳、秋元才加らが出演した。

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武田梨奈の“私を作った1本”

「ベスト・キッド」

空手を通じて少年の成長を描くヒットシリーズの第1弾。内気な転校生ダニエルは、日系人である空手の達人・ミヤギに出会い、彼のもとで空手の基礎を身につけていく。1984年に製作され、ジョン・G・アヴィルドセンがメガホンを取った。2010年にはジェイデン・スミスとジャッキー・チェンの共演で、カンフーを題材にしてリメイクされている。

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武田梨奈

1991年6月15日生まれ、神奈川県出身。10歳で空手道場に入門。2009年に「ハイキック・ガール！」で映画初主演を務める。「KG カラテガール」「女忍 KUNOICHI」「デッド寿司」といった作品で本格的なアクションを披露し、2013年の第1回ジャパンアクションアワードでベストアクション女優賞を受賞。2014年公開作「祖谷物語-おくのひと-」では第24回日本映画プロフェッショナル大賞新進女優賞に選ばれるなど、数々の受賞歴あり。主な出演作に映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」「世界でいちばん長い写真」「いざなぎ暮れた。」、ドラマ「ワカコ酒」シリーズなど。今後は日米印合作映画「Shambhala-シャンバラ-」や「ジャパニーズ スタイル Japanese Style」などが待機中。