映画『189（イチハチキュウ）』の公開日が12月3日(金)に決定。さらに予告編とポスターも解禁となった。

現在、日本では多くの児童虐待が報告され、全国に児童相談所が設置されている。しかし、その報告件数に対し、現場を支える児童福祉司の人数は決して多くない。年々増加する児童虐待から“いちはやく”子供を助けることができるよう設けられたのが、児童相談所虐待対応ダイヤル「189（いちはやく）」。

本作はダイアル“189”に助けを求める命を救うために奔走する児童虐待対策班を通じ、社会問題を描くことで問題解決の一途を担えればという願いから誕生したヒューマンドラマ。主演に5年振り2度目となる映画主演に注目が集まる中山優馬。共演に夏菜や前川泰之、灯敦生、太田結乃、滝川広志（コロッケ）、寺西拓人、平泉成、吉沢悠が名を連ねている。

解禁となる予告編では児童相談所虐待対応ダイヤル“189（いちはやく）”の解説から、不条理な暴力にさらされる子供たちの現状とともに「パパにたたかれたのはうそです」や「ぜんぶじぶんでやりました。」「ごめんなさい。」と不穏なセリフが。



衝撃的な映像が続くなか、虐待に受けている少女・増田星羅（太田結乃）の泣き顔が映しだされ、彼女の心の痛みを代弁するかのように怒りを爆発させた児童福祉司・大河（中山優馬）の「子供に寄り添う心すらないやつが子供の命を預かるな！」と熱くまっすぐなセリフが飛び出し「どんなことがあっても必ず守るよ」と泣きそうになりながらも強い決意を秘め約束するセリフが切り取られている。

またポスターには「“いちはやく”救い出すためにー」のコピーとともに、現実を突きつけられたかのような面持ちの主演・中山優馬が映し出され、小さな命へと手を差し伸べる希望を込めた内容だ。

そして主題歌が降幡愛が歌う『東から西へ』、挿入歌は本作の為に書き下ろされた増田典子役を演じる灯敦生『指先のミライ』であることも発表されている。『指先のミライ』は近日、監督に俳優・須賀健太を迎えたミュージックビデオが公開予定とのことで、こちらにも期待したい。



『189（イチハチキュウ）』
12月3日(金)全国公開