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真空ジェシカ優勝「ラフターナイト」はなんでもできる大会、客の勘がヤバい

ナタリー

19/11/24(日) 9:00

「マイナビLaughter Night」の第5回チャンピオンライブで優勝した真空ジェシカ。左から、カワマタ、川北。

「マイナビLaughter Night」(TBSラジオ)の第5回チャンピオンライブが昨日11月23日に東京・よみうりホールで開催され、真空ジェシカが優勝したのは既報の通り。賞レースでの優勝経験が一度もなかったという2人は、ライブ後の取材会で「優勝できるとしたらラフターナイトだけだと思ってた」(カワマタ)、「ラフターナイトはザラザラした感じの笑いを好きにやってもよかった。こんなになんでもできる大会はたぶんない」(川北)と語った。

このチャンピオンライブは同番組の月間チャンピオンたちが出場する年に1度の催しで、真空ジェシカは昨年2018年も出場。その際、ネタ以外にも同じプロダクション人力舎に所属する吉住の宣材写真を模した「2人吉住」のポーズを決めていた。今年は南海キャンディーズ山里の抽選で決まった8番手というネタ順で登場すると、転校生をテーマとした漫才を披露。さらにその終盤、一度ステージから姿を消してマントを羽織って再登場し、「キングオブコントで2本目を前に待機する芸人」といった種明かしで会場中の喝采を浴びた。「ラフターナイト」はYouTubeの公式チャンネルでもネタを配信しており、真空ジェシカは日頃からそのサムネイルに使われるような絵作りをネタ中に行っている。番組を熟知している真空ジェシカの狙いが、チャンピオンライブでの客席投票による優勝という形で実を結んだ。

真空ジェシカ川北は取材会で自分たちの芸人としての強みを記者に尋ねられ、「ためらわずにズルをするところ」と断言する。またチャンピオンライブで連覇した空気階段が2人の同期かつライブでよく共演する間柄ということもあり、川北は「あとに続けてよかった」と率直な感想を漏らす。2人共に熱心なラジオリスナーではないが「ラジオをやりたいという気持ちはすごくあるし、レギュラーもほしいです」(カワマタ)とのこと。賞金100万円の使い道は川北が「『ぷよぷよ』が好きなので、Nintendo Switchを持っていない子たちに買ってあげたい」と言う。次の目標を尋ねられると、このライブを足がかりに空気階段が「空気階段の踊り場」(TBSラジオ)をスタートさせたことにカワマタが触れたあと、川北が「ラジオを聴いていないので聴くようになりたいです」、カワマタも「そこからコツコツと……」とリスナーとしての意気込みを述べて取材陣の笑いを誘った。

ネタ順が1番手だったトンツカタンは「マイナビ賞」に選ばれて10万円を獲得し、トンツカタン櫻田は取材会で「トップのネタにしてはウケました」と胸を張る。「JUNK」などTBSラジオのリスナーを公言し、ラジオパーソナリティの座も狙うトンツカタン森本は「ラジオ向きのネタが少ないので視野に入れたい」と次の「ラフターナイト」挑戦に向けて語り、トンツカタン菅原も「森本にラジオをやらせてあげたい」と相方へ協力的な姿勢を見せた。

ライブ中、MCの山里は特に錦鯉の漫才が気に入ったようで「面白すぎない? 死ぬかと思った」とそのネタを振り返り、思い出し笑いが止まらずに一度舞台袖に姿をくらますほど。ゲストのアルコ&ピースはネタを披露したほか、平子が客席に背を向けて舞台裏の芸人たちに「お前らの足音が聞きたい!」といった激励を送るなど長めの演説をたびたび繰り広げ、トンツカタン森本に「おい平子、今すぐマイクを置け」などと要求される。かが屋・加賀がこのライブ序盤からの客席のウケ方を指して「勘がヤバい」と絶賛すると、その後のトークでは芸人たちの間で「勘がヤバい」というフレーズが流行した。この第5回チャンピオンライブの様子は11月29日(金)深夜と12月6日(金)深夜の「マイナビLaughter Night」で楽しめる。

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