中川龍太郎の監督作「静かな雨」のBlu-ray / DVDが明日8月5日にリリース。同日に「中川龍太郎 Blu-ray BOX」が数量限定生産で発売される。

仲野太賀と衛藤美彩がダブル主演を務めた「静かな雨」は、宮下奈都のデビュー小説をもとにしたラブストーリー。ソフトには特典として仲野と中川によるオーディオコメンタリーや、メイキング、公開記念舞台挨拶、予告編の映像が収録されている。

「中川龍太郎 Blu-ray BOX」には、「静かな雨」のほか、中川の実体験をもとにした「走れ、絶望に追いつかれない速さで」、朝倉あき、三浦貴大、川崎ゆり子の共演作「四月の永い夢」、松本穂香の主演作「わたしは光をにぎっている」のBlu-rayが収められた。3作ともにこれが初Blu-ray化となる。なお「走れ、絶望に追いつかれない速さで」のBlu-rayにはキャストの仲野と小林竜樹、そして中川が撮影当時を振り返る新規オーディオコメンタリーが収録された。

中川は「自主制作で映画を撮りはじめておよそ10年、そういう節目のタイミングでこういった作品集を出してもらえることに、感謝の念が尽きません」と述べ、「ソフトが配信に取って代わられる状況の中、自分のような駆け出しの監督がこういった機会を持つことができたのは、これまで、様々なかたちで作品を観てくださった皆様のおかげです。時折、作品とは未来に向けて開かれたタイムカプセルのように感じられます。とても小さな予算で紡ぎだしたささやかな作品たちが、ひとりでも多くの方に触れてもらえますように」と願いを込めている。