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『テッド・バンディ』に森達也、石井光太、大石圭、阿曽山大噴火らコメント

CINRA.NET

19/12/10(火) 12:40

©2018 Wicked Nevada,LLC

映画『テッド・バンディ』に寄せた著名人コメントが到着した。

12月20日公開の同作は、シリアルキラーの語源となった実在の凶悪殺人犯テッド・バンディの表と裏を描いた作品。美しい容姿と知性、雄弁さを武器に、司法、メディア、そして多くの女性たちを翻弄していくテッド・バンディをザック・エフロン、バンディの恋人リズをリリー・コリンズ、バンディの裁判を担当する判事をジョン・マルコヴィッチが演じる。R15+指定作品。

コメントを寄せたのは、石井光太、大石圭、黒川博行、小川泰平、森達也、松江哲明、阿曽山大噴火、町山広美。森達也は「テッド・バンディという男を、どう理解すればいいのか。この迷宮に補助線はあるのか。僕が見る赤色はあなたと同じ赤色かどうかわからない。これを確かめることは永久にできない。彼はまったく違う世界で生きていた。そう解釈するしかないのか」と述べている。

石井光太のコメント

大量殺人鬼の心の闇は、深海のように深く、冷たく、暗い。
本作には、テッド・バンディという男を理解しようと心の闇へ潜り込んだものの、
戻れなくなってしまった恋人、弁護士、裁判官の悲痛な叫びが静かに反響している。

大石圭のコメント

小説で連続殺人鬼を頻繁に書いてきたから、
テッド・バンディについては知っていた。
だが、ここまで魅力的な奴とは思わなかった。
悪い奴だと知っていたにも関わらず、最後まで彼を本気で応援してしまった。
危険な映画だ。

黒川博行のコメント

リアリティーあふれる秀作。
シリアルキラー、テッド・バンディという人物に、その犯行場面を描かず、公判をとおして迫っていく手法が新しく、好感をもった。
ジョン・マルコヴィッチが巧い。

小川泰平のコメント

史上初のテレビ中継された裁判
自分で自分を弁護するテッド・バンディ
最後まで無実だと多くの人々が信じていたであろう。
単なる連続殺人犯を描いた映画や推理を楽しむ範疇ではない。
この映画が日本の劇場で公開されることには感謝しかない。
一見の価値あり!
※協力「TBSキャスティング」

森達也のコメント

テッド・バンディという男を、どう理解すればいいのか。
この迷宮に補助線はあるのか。
僕が見る赤色はあなたと同じ赤色かどうかわからない。
これを確かめることは永久にできない。彼はまったく違う世界で生きていた。そう解釈するしかないのか。

松江哲明のコメント

アメリカの闇を撮り続けてきたドキュメンタリーの鬼才は劇映画を撮ってもその視点は変わらない。
人間はなんと不可解なのだろう、と。ラストには現実を素材にしては絶対に撮れない演出の凄みがある。震えた。

阿曽山大噴火のコメント

こういう角度からテッド・バンディを描くとは。良い人が必ずしも優しいとは限らないし、悪い人が人相悪いとは限らない。そもそも人の良い悪いって何だっけと問い掛けられた。

町山広美のコメント

性暴力の「被害者」に向けられる、理不尽な批判。
なぜついて行った?
どうして自分を守れなかった?
殺人鬼を愛した女性の手記を原作とするこの映画のラストは、そこへ向かう。悪いのはあなたじゃない。

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