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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

TWICE、NEWS、ボイメン、RAMPAGE、MONSTA X……パフォーマンスグループ良作揃い

リアルサウンド

18/9/11(火) 8:00

 今週はNEWS、BOYS AND MEN、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEなど、注目のパフォーマンスグループの新作を紹介。メンバーの個性、グループのコンセプトを的確に捉え、音楽的なクオリティも実現させた良作が揃っています!

(関連:NEWS「生きろ」はすべての人の心の道しるべに 4人が語った15周年ライブの模様から感じたこと

 NEWSのニューシングルの表題曲「生きろ」は、加藤シゲアキの主演ドラマ『ゼロ 一獲千金ゲーム』(日本テレビ系)の主題歌。切なさと爽やかさが同時に感じられるJ-POPの王道とも言えるイントロに続くのは、加藤による〈僕らの人生(たびじ)には見えない紐がある〉というフレーズ。その後も手越、小山、増田が前向きな言葉をしっかりと手渡し、「生きろ」というシンプルで力強いメッセージに説得力を与えていく。どんなにキツイ状況になっても、手ひどく負けることがあったとしても、仲間との絆とともに進んでいけるーーそんな切実な思いを込めた歌詞は、リスナーを鼓舞すると同時に、NEWS自身の軌跡とも重なって聴こえる。まるでノンフィクションのような生々しい手触りこそが、この曲の魅力だろう。

 2019年1月14日、ついにナゴヤドーム公演が決定。名古屋発のイメージをしっかりキープしたまま全国区のグループへと躍進を続けるBOYS AND MENのニューシングル『炎・天下奪取』は、シングル『帆を上げろ!』以来となる前山田健一とのコラボレーション楽曲。アンセムという呼び方がピッタリくるシンガロング必至のコーラス、力強いポップネスを前面に押し出したサウンド、“思い切り汗をかいて、一生懸命に夢を目指そう!”という迷いのないポジティブ感を放つ歌詞がひとつになったこの曲からは、現在のボイメンの勢いが真っ直ぐに伝わってくる。熱さ、必死さを恐れることなく、とにかく全力でやり通す彼らの姿勢が明確に反映されたナンバーだ。カップリングにはナオト・インティライミ提供によるラブソング「あなたに出逢えたこと」を収録。“がんばれるのは、アナタがいるから”というベタな歌詞が素朴な歌声によく映える。

 デビュー曲『Lightning』(2017年1月)から最新シングル『HARD HIT』(2018年7月)まで6曲のシングルを含むTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEの1stフルアルバム『THE RAMPAGE』。“Downtown Side”(DISC-1)にはバウンシーなビートとエモーショナルな旋律がぶつかり合う「LA FIESTA」、ドープなトレックのなかでアタックの強いリリックが響く「Knocking Knocking」など、男っぽい力強さを押し出したナンバーを収録。“Uptown Side”(DISC-2)は軽やかなファンクネスが印象的な「DREAM YELL」、エキゾチックなEDM系アンセム「ELEVATION」など煌びやかなダンスチューンを中心に構成されている。全20曲収録のボリュームだが、プレイリスト的にエディットすることで幅広い層のリスナーに訴求できると同時に、グループの多彩な個性を的確に反映した作品に仕上がっている。

 4月にリリースされた日本1stアルバム『PIECE』がオリコン週間アルバムランキング初登場3位(2018年5月7日付)、Billboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャートで1位を獲得。さらに2回目のワールドツアーを成功させるなど、大きなブレイクが期待されるK-POPボーイズグループ・MONSTA Xの4thシングルの表題曲「LIVIN’ IT UP」は、バウンシーにしてスムースなビート、しっかりと低音を聴かせたベース、ヒップホップにレゲエの要素を加えたアレンジ、キャッチーなサビメロと質の高いライミングをバランスよく共存させたミディアムチューンに仕上がっている。コアなヒップホップファンを唸らせ、幅広いリスナーを楽しませながら、メンバーの個性も見事に表現。油断も隙もないプロダクションに驚かされる。

 シングル表題曲「One More Time」「Candy Pop」「Wake Me Up」を含むTWICEの日本1stアルバム『BDZ』。映画『センセイ君主』の主題歌に起用された「I Want You Back」(The Jackson 5)のカバー曲、K-POPシーンを代表するプロデューサーJ.Y.Parkの作詞作曲によるポジティブな意志に溢れたラブリーポップチューン「BDZ」を含む本作は、最新鋭のEDM、R&B、ヒップホップを軸にしたトラック、アジア的エキゾチズムを感じさせるメロディ、全編を貫くカラフルなポップネスなど、TWICEの魅力が存分に詰め込まれた作品。ルーツミュージックにしっかりと根差しつつ、きわめて現代的なポップソングへと結びつけた楽曲、メンバーのチャームポイントをしっかりとアピールするクリエイションがひとつになった良作だ。

■森朋之
音楽ライター。J-POPを中心に幅広いジャンルでインタビュー、執筆を行っている。主な寄稿先に『Real Sound』『音楽ナタリー』『オリコン』『Mikiki』など。

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