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ボカロP 傘村トータ、創作への原動力 ボーカロイドで紡ぎ出す物語の魅力とは

リアルサウンド

21/3/2(火) 18:00

 ボカロPとしてすでにネットを中心に注目を集めている傘村トータが、ニューアルバム『素敵な大人になる方法』を2月24日にリリースした。アルバムには傘村自身がこれまで発表してきた作品から、「明けない夜のリリィ」「贖罪」「おはよう、僕の歌姫」といった厳選された人気曲を収録。2020年にはReoNaに楽曲を提供するなど、より多くのリスナーにその音楽が届きつつある今、このアルバムが届けられた意味は大きい。なぜなら、今作は単なるボカロアルバムではなく、傘村トータのリアルな想いに触れることができる作品となっているからだ。

 そんな傘村トータを、そして『素敵な大人になる方法』をさらに深く知るため、リアルサウンドでは傘村自身へメールインタビューを行った。アルバムについてはもちろん、これまであまり公に語ってこなかったであろう傘村自身のパーソナルなことについても答えてもらった貴重なインタビューとなっている。以下の傘村からの言葉を読んでもらえれば、間違いなく傘村トータ自身を、そしてその音楽を今以上に好きになるはずだ。(編集部)

動画に寄せられたコメントを見てはっとさせられた

ーー傘村さんが音楽に興味を持ったきっかけを教えてください。子供の頃〜学生時代はどんな音楽に触れて過ごしてきましたか?

傘村トータ(以下、傘村):小さい頃からピアノを習っていたので、ピアノを使った音楽にとても親しみがあります。ボカロ曲でもJ-POPでも、ピアノが鳴っていると、とても嬉しくなります。ピアノからはじまる曲は特に大好きです!

ーー最初にボカロ音楽を意識したのは、いつ頃のことでしたか? ボカロカルチャーとの出会い、ボカロPになろうと思ったきっかけを教えてください。

傘村:友達が歪Pさんの「絵本『人柱アリス』」という曲を勧めてくれたのが出会いでした。また、初めて買ったボカロはIAだったのですが、そのときLiaさん(IAの中の人)にどハマりして、「Liaさんの声のボカロが出る!? もちろん買います!」という感じで購入しました。

ーーその他、傘村さんの音楽遍歴を語るうえで欠かせないアーティスト・楽曲などあれば、その理由とともにお聞かせください。

傘村:色々とつまみ食い的に聴いてきたので、特に特定のアーティストや楽曲というのはないですが、やはり好んで聴くのはバラードが多いかもしれません。好きな曲調なので、自分でもバラードをメインで作っています。

ーー傘村さんのボカロ楽曲は歌詞が聞き取りやすく、歌声も感情豊かに聴こえ、調教(調声)には相当力を入れているように感じます。ボカロで歌を紡ぐ際のこだわり、醍醐味は?

傘村:ボカロの調声には、楽曲制作の過程の中でも特に時間をかけています。しかしここまでしっかり調声するようになったのは途中からのことでして。何作か制作していて気づいたのですが、「歌がメインの曲なのに、ボーカルがうまくなくてどうするんだ!」と。それ以来、少しずつ凝りはじめて、今のようなスタイルになりました。

 醍醐味ですが、やはり細かくエディットするのが楽しいですね。同じ高さの同じ言葉でも、入力の仕方によって雰囲気を変えられたり。特に母音分割を根気よくやると、綺麗に歌ってくれやすくなるかな、と思っています。文章で説明するのはなかなか難しいのですが……例えば、「あ〜い〜♪」と歌わせたいとして、普通に入力すると「あい」となるのですが、これを「ああい」と入れると、「あ」と「い」の間の音の繋がり方の不自然さが緩和されます。また、「ああい」「あーい」「あーあい」「ああいい」「ああいー」「あーいい」「あーいー」「あーあいい」「あーあいー」など、入力の仕方を変えることによって、それぞれ別の聴こえ方になる場合があります。どれがベスト、というわけではなく、状況によって何パターンも試して、お気に入りを探しながら進めていくのが、大変でもあり楽しくもあり。「きみ、こんな歌い方できたんだね!?」と驚かされることもしばしば。長く使っていても発見が多く、そういった面でもボカロは面白いなあと思います。

ーー傘村さんは2017年8月に「しゃぼん玉花火」を投稿して以来、約3年半で100曲近くもの楽曲を発表しています。これはかなり多作だと思うのですが、それだけ多くの楽曲をハイペースで創作するご自身の原動力について、どのようにお考えですか?

傘村:やっぱり音楽が好きで、音楽で自分を表現することが好きで。初めは、自分の中にあるものを形にして、それを見てもらいたい、という思いで走っていました。また、出したいときに出せばいいし、出したくないときは無理に出さなくていい、とゆるりとした気持ちで活動を続けていました。

 しかしあるとき、動画に寄せられたコメントを見て(たしか「孤独な勇者の応援歌」だったかなと思います)、はっとさせられました。「きっとこの曲が誰かにとっての初めての傘村トータの『新曲』なんだろうな」と書き込まれていて。ありがたいことに、日々チャンネル登録者数やフォロワー数が増えているのですが、僕が動画を投稿していない間に新しくフォローしてくださった方は、次を出さないかぎり、まだ「傘村トータの新曲」を経験できないわけです。きっと新作を楽しみに、フォローしてくださるのだと思うので、「あ! 傘村トータの通知きてる! 新曲だってー!」と、できるだけ早く傘村ループ(曲を聴く→新曲を待つ→新曲を楽しむ→さらなる新曲を待つ)を楽しんでもらうために、ある程度のペースは保とうと頑張ってきました。

孤独な勇者の応援歌 / feat. vFlower

ーー余談ですみませんが、傘村さんはクロワッサンがトレードマークになっているようにお見受けしました。何か特別な思い入れがあるのでしょうか?

傘村:クロワッサンを意識するようになったのは、今回アルバムのイラストを担当してくださっている半額酸素さんがファンアートとして、「傘村パン」というシリーズで絵を描いてくださるようになってからですね。本来、頭の両脇についているのはツノという設定なのですが、酸素さんがクロワッサンと馴染ませてくれて、もう今ではすっかりクロワッサンで定着してしまいました! きっと食べたら美味しい。

ーー今回のニューアルバム『素敵な大人になる方法』は、傘村さんにとって初めての一般流通作品になります。このタイミングで全国流通のアルバムを発売することになった経緯・意図をお聞かせください。

傘村:2018年に同人で初めてアルバム(『歩き出すのだ、傘がなくとも。』)をリリースし、2019年に同人でCD(『さよなら、僕のヒーロー』)を作りました。その中で、「ダウンロードだと買えない」「イベントに行けない」「通販では買えない」など、「欲しいけど手に入れられない」といった意見をかなり耳にしました。だから、次こそは欲しいと思った人にきちんと届けられる形で、アルバムを作りたいなと思っていました。今回< U&R records>さんから一般流通で発売できたことが、大変嬉しいです。

ーーアルバムの1曲目「LIFE」からは、生きづらさを感じる人の心の叫びと、それでも生きることに肯定的になれた救いの気持ちを感じました。本楽曲を1曲目に置いた意図、ご自身がこの楽曲に込めた想いについてお聞かせください。

傘村:CDをセットして、初めに聴こえるのが〈誰か僕を救ってくれ〉というフレーズであることが、傘村トータのアルバムにぴったりだと思いました。僕は、この曲(「LIFE」)の歌詞は傘村トータそのものであるように感じています。自分を救おうと思って作った音楽が、どういうわけか周りの人へ影響していく……。当初はこの現象に驚いていましたが、今では「人生ってきっとそういうものなんだな」と思っています。お裾分けの生き方というか。自分のことを第一に、しかしみんなで少しずつ、幸せへ向かっていく。音楽のあり方としてもそうですが、人間として、そういう人でありたいなと思います。

LIFE / feat. 初音ミク

物語を作ることは心の休息になっている

ーー「贖罪」は、傘村さんの個性の一つである複数のボカロによる合唱スタイルの楽曲になります。合唱風の楽曲というアイデアはどのように生まれたのでしょうか? 

傘村:特に合唱曲が好きというわけではなく、持っているボカロがたくさんあったので、みんなで歌ってもらったら迫力が出るのではないか! と考えてのことだった気がします。ボカロで複数人を重ねて歌わせることは、実は少し難しいのですが(調声に若干の工夫が必要)完成したものを聴くときは自分でも感動します。実は、自分では合唱に寄せているつもりはまったくなかったので、「合唱っぽい!」という意見を初めて耳にしたときは驚きました。伴奏がピアノだけである、ということも関係していると思いますが、複数人で歌う、ということの馴染みのある形が、多くの人には「合唱」になるのかもしれませんね。このスタイルは結構好きなので、もっと流行ればいいのに〜! と思います。

贖罪 / feat. VOCALOIDs

ーー「明けない夜のリリィ」「あなたの夜が明けるまで」「おはよう、僕の歌姫」の3部作は、どのような構想で生まれたのかお聞かせください。最初から物語仕立ての連作を想定して制作されたのでしょうか?

傘村:この3部作は、当初から3部作にしようと思って作ったものではありませんでした。初めにできたのは「明けない夜のリリィ」でしたが、物語のような雰囲気のこの曲を発表してしばらくしてから、「これに関連する曲を作ったら面白そうだ」とひらめいたのが、3部作へのスタートだったと思います。その際、一体感を出すために、全曲同じ伴奏で作りました。

ーー今回、新しく書き下ろされた「おはよう、僕の歌姫 -Happy End Ver.-」では、〈僕〉と〈リリィ〉の物語の新たな結末が描かれています。個人的には、リリィが〈らら、らり、るら、〉と歌うパートがまるで涙声のように表現されていて、とても感動しました。改めて今までとは別のストーリーを用意した理由、原曲とは違う結末を演出するために行った制作上の工夫についてお聞かせください。

傘村:ありがとうございます。実は、涙声の部分は、元々の「おはよう、僕の歌姫」に組み込もうとして作ったものでした。元から〈らら、らり、るら、〉の部分は、きっとリリィが泣きながら歌っているんだろうな、と思っていたので。当時相当苦労して制作し、出来上がったものを曲にはめてみたのですが、なんとまあ、これが驚くほど馴染まない。仕方なく諦めて、そっとボツにしました。

おはよう、僕の歌姫 / feat. Fukase ( & IA )

 今回、「おはよう、僕の歌姫 -Happy End Ver.-」を作るにあたって、「もう使うならここしかない!」と思い、えいやっ! と入れました。印象的な場面にできていたら、とても嬉しいです。

 別のストーリーを作った理由は、〈リリィ〉と〈僕〉の物語に、幸せな結末、つまりハッピーエンドも用意してあげたい、と思ったからでした。僕(傘村)は、普段観たり聴いたり読んだりするぶんにはハッピーエンドが大好きで、悲しい物語はあまり得意でないのですが、自分が作ろうとすると、なぜか悲しい方向に行きがちでして。「おはよう、僕の歌姫」も人によってはバッドエンドと捉えられるかもしれないくらい、悲しい終わり方をします。それを一度発表して、心の中を空にしてから、もう一度彼らと向き合ったとき、彼らを愛おしいと思うと同時に、「ああ、なんて可哀想な……」と思いました。これはこれで、自分で自信を持って好きだと言える作品ですし、納得もして作っています。でも、〈リリィ〉も〈僕〉も、きっとこの終わり方は望んでいなかったでしょう。そこで、二人に別ルートとして、幸せな結末を作りました。

 聴いてくださる方の中にも、「おはよう、僕の歌姫」のほうが好きな方、今回の「おはよう、僕の歌姫 -Happy End Ver.-」のほうが好きな方と、好みが分かれるかと思いますが、「明けない夜のリリィ」「あなたの夜が明けるまで」に続く3作目として、どうぞお好きなほうを選んで、自分の中での「明けない夜のリリィ」シリーズの結末としていただければ、と思います。

ーー今回のアルバム収録曲ですと「小説 夏と罰(上)」も連作による物語仕立ての作品ですが、傘村さんの創作活動にとって“物語”とはどのような意味合いを持っていますか? 物語自体、もしくは物語を紡ぐことの魅力、それによって得られる感情、ボカロ音楽と物語の相性などについて、お考えをお聞かせください。

傘村:僕は普段、自分の心の傷をえぐるようにして、曲を書いていることが多いのですが、それだとどうしても疲れてしまうんです。どこかに傷がないか探して、なければわざわざ作って。それをえぐって、骨が見えるところまで露出させて、その骨の白さや硬さを歌にしています。その作り方だと、結局僕が保たないんです。でも、いちいち休んでいたら、曲がなかなか出せなくなってしまう。そこで、始めから“物語”として、自分自身との距離をぐっと遠くに置いて作るようなやり方で、作品を生み出すようになりました。だから、物語を作ることは、心の休息になっていると思います。とても気楽で、楽しいです。

 ボカロ音楽と物語の相性は、非常にいいように思います! 物語というと、複数の登場人物が必要になるものが多いと思うのですが、ボカロはたくさん種類があるので、そのときどきで、印象に近いボカロを使うことが割と簡単にできます。それをリアルに人間のボーカルでやろうとすると、色々な面で難易度が跳ね上がるので。

小説 夏と罰 (上) / feat. 猫村いろは

――ちなみに、今回あえて「小説 夏と罰(下)」をアルバムに収録しなかった理由についても、もしよければお聞かせください。

傘村:「小説 夏と罰(下)」を入れなかったのは、(上)というタイトルであれば、気に入ってくれた方はきっと(下)を探してくれるのではないか、と思ったからです。ではなぜ(下)ではなく(上)を選んだか、というと、(上)の温度感がアルバムの1曲として欲しかったからでした。

ーー「君を好きなことがバレた」「あれほど欲した幸せを、手放す勇気を僕にくれ」では誰かとどうしても離れなくてはならない“別離”、逆に「垂直落下」「晴天を穿つ」では誰かをどうあっても手放したくない“共生”が描かれているように感じます。傘村さんは“別離”や“共生”、あるいは“対人関係”といったテーマに、どのような感情をお持ちですか?

傘村:出会いも別れも、誰かと共にいることも、生きる上で必要だと思います。だた、今挙げていただいた曲たちの主人公は、みんな自分勝手で、相手の気持ちを全然考えていません。エゴだらけというか。相手を思っているそぶりを見せていても、根っこのところでは、相手を思い遣ることより、自分の感情を優先してしまっています。

 僕そっくりです。本当に僕は自分勝手で、自己中な人間なので。このような生き方は、推奨されないだろうなと思います。許されたいなあ。

傘村トータでいられるのは、他者が自分を傘村トータと認識しているときだけ

ーー「贖罪」「15歳の主張」「靴と爪」といった楽曲からは、“対人関係”の難しさと、そのうえで“個”を尊重する姿勢を感じます。傘村さんが“自分”と“他者”の関係性・距離感について感じること、それを音楽で表現するにあたって大切にしていることをお聞かせください。

傘村:生きていく上で、他者は確実に必要なものです。でも、他者と向き合うこと以上に、自分自身と向き合うことが大切だと考えています。「自分とは何か」を考えるプロセスの中に、「他者とは何か」を考えることも組み込む、くらいの度合いというか。「自分とは何か」を考えていくと、他者について考えることは自然と増えていくと思います。自分を自分たらしめるのは、結局他者なので。

 僕が傘村トータでいられるのは、他者が僕を傘村トータと認識しているときだけです。街を歩けば、僕は傘村トータではなく、ただの人です。傘村トータを求めてくださるみなさんが、僕を傘村トータとして存在させてくれる。この感覚は、ずっと大事にしていきたいです。「自分について考えること」は、「他者について考えること」。怒りも、悲しみも、喜びも、感情の発生には全部、なんらかの形で他者が絡んでいると思っています。いきなり他者について考えようとするのではなく、まずは自分を見つめてみる。すると、自分を見るために覗き込んだ鏡は、そもそも他者によって形成されたものだった、ということが起こります。そこで初めて、他者について考えればいいのではないでしょうか。

 対人関係を音楽で表現する際に大切にしたいのは、まず片方の気持ちをしっかり描くことですね。片方をしっかり描けば、もう片方はぼんやりと見えてきます。聴いた人が、その歌の主人公は「自分と同じ」か、「自分と似ている」か、「自分と違う」か、しっかり考えられるよう、主人公の立場や気持ち・考えが、まずしっかりと伝わるように歌詞を作っているつもりです。楽曲を聴いて、それを通して「自分」と「曲の主人公」、そして「自分」と「他者」について、ゆくゆくは「生きること」について、ゆっくり考えていただければ、とても嬉しいです。

ーーアルバムの最後に置かれた楽曲「僕は夢を持ったままの子どもでいるだけ」は、傘村さんの代表曲のひとつ「僕が夢を捨てて大人になるまで」に連なるテーマ性を感じます。この楽曲に込めた想いについてお聞かせください。

傘村:「僕が夢を捨てて大人になるまで」を作ったとき、「(いわゆる将来の)夢」というものについて、色々と考えました。でも、このときはまだしっかりとした答えが出ませんでした。夢は叶うものなのか? 追っていいのか? 現実を見るべき? 諦めるのも勇気では? 断念するのはいけないことか? 追いかけるのが正義か? 後悔はしないか? どっちを選べば後悔をしないか、少なくて済むか? いつまで追う? そろそろ忘れる? 実際、忘れられるのか? 夢を叶えた人がえらいのか? 夢を叶えた人がすごいのか? 夢を諦めた人はだめな人なのか? 夢を諦めたとして、幸せになれないのか? 夢を諦めて幸せになったとして、夢を叶えて幸せになった人を羨ましいと思うことはないか?

 「で、結局、僕は夢を捨てるの? 捨てないの?」となり、当時無理やりだした答えは「まだ捨てることは選べません」というものでした。そこから時間がたち、夢を捨てずに持ち続けて大人になった僕が、結局どういう道を辿っているのか、一つの例として、形にして提示できればなと思ったのです。「僕は夢を持ったままの子どもでいるだけ」は、自分の人生について考える際の、ひとりの人間の人生サンプルとして、使っていただければ嬉しいです。

僕は夢を持ったままの子どもでいるだけ / feat. 初音ミク

ーー傘村さんはご自身が今“素敵な大人”になれていると感じますか? もし、そう感じているのであればその理由を、感じていないのであれば自分に足りないと思う部分を教えてください。

傘村:まだなれてないなあ。でも、ここですんなり「なれました」と言える人も、きっと素敵な大人にはなれていないかもしれないなと。難しいですね。でも僕に足りないのは、間違いなく「他者への思い遣り」だと思います。

ーー今後、傘村トータとしてやりたいこと、直近の目標と将来的な展望についてお聞かせください。

傘村:まずは、今まで通り曲を作りたいです。曲を作って、発表して、目印のようにして、人生に置いて歩く。振り返ったときに、曲がぽつぽつと置かれた人生が、道になって見えるといいなあと思います。

 将来的な展望……たくさん曲を作って出したいですね。1年で50曲だと、10年で500曲。あと60年生きたら3,000曲ですか? なんか微妙な数字……。せっかくこの道で生きていくのなら、10,000くらい行きたいですね! 世に10,000曲送り出す。そうしたら、一人くらい、本当に救えるのではないでしょうか。

■リリース情報
傘村トータ
『素敵な大人になる方法』
2月24日(水)発売
購入:https://link.equall.jp/tree/Tota_Kasamura
配信:https://link.equall.jp/tree/Tota_Kasamura_Streaming

【初回生産限定盤】
価格:¥3,000(税込)
品番:DUED-1283
【通常盤】
価格:¥2,500(税込)
品番:DUED-1284

<収録楽曲> ※初回・通常共通
01. LIFE
02. 僕が夢を捨てて大人になるまで
03. 15歳の主張
04. 贖罪
05. 敗走
06. 君を好きなことがバレた
07. 垂直落下
08. 小説 夏と罰 (上) 
09.あれほど欲した幸せを、手放す勇気を僕にくれ
10. 晴天を穿つ
11. 明けない夜のリリィ
12. あなたの夜が明けるまで
13. おはよう、僕の歌姫
14. おはよう、僕の歌姫 -Happy End Ver.-
15. 大切な人たちへ
16. 靴と爪
17. 僕は夢を持ったままの子どもでいるだけ

傘村トータ Twitter
傘村トータ YouTube

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