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宮城聰演出のオペラ「ポントの王ミトリダーテ」がドイツ・ベルリン国立歌劇場で

ナタリー

20/10/3(土) 13:42

宮城聰(c)Takashi Kato

宮城聰が演出を手がけるオペラ「ポントの王ミトリダーテ」が、11月にドイツ・ベルリンのベルリン国立歌劇場で上演される。

これは、ベルリン国立歌劇場が行う企画“バロックターゲ(バロック週間)2020”の幕開けを飾る作品として制作・上演されるもの。モーツァルトが14歳の頃作曲した「ポントの王ミトリダーテ」では、紀元前1世紀の小アジアの国・ポントを舞台に、その王ミトリダーテを取り巻く戦争と人間模様が描かれる。宮城は今回、本作に第二次世界大戦末期の日本を重ね、”死者たちの鎮魂の儀式”として新たに立ち上げる。なお、ベルリン国立歌劇場が日本人演出家を招くのは、これが初めてのこと。

指揮をマルク・ミンコフスキ、空間構成を宮城演出の「マハーバーラタ」「アンティゴネ」などを担当してきた木津潤平が手がける。公演は英語・ドイツ語字幕付きのイタリア語上演で、現地時間の11月13日、17日、19日、22日、28日に上演される。

ベルリン国立歌劇場 バロックターゲ2020 オペラ「ポントの王ミトリダーテ」

2020年11月13日(金)、17日(火)、19日(木)、22日(日)、28日(土)※現地時間
ドイツ ベルリン国立歌劇場

作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
台本:ヴィットーリオ・アマデオ・チーニャ=サンティ
指揮:マルク・ミンコフスキ
演出:宮城聰

出演

ミトリダーテ、ポントの王:Pene Pati
アスパージャ:Julie Fuchs
シーファレ:Elsa Dreisig
ファルナーチェ:Jakub Jozef Orlinski
イズメーネ:Anna Prohaska
マルツィオ:Jonathan Winell
アルバーテ:Adriana Bignagni Lesca

※Jakub Jozef Orlinskiの、oとnにはアキュートアクセント付きが正式表記。

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