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『スカーレット』戸田恵梨香、“15歳”として全力の「わーい!」 撮影後には息切れ?

リアルサウンド

19/9/11(水) 19:30

 本日9月11日、東京・渋谷のNHKにて、9月30日よりスタートする連続テレビ小説『スカーレット』の第1週試写会と記者会見が行われ、主演を務める戸田恵梨香が登壇した。

【写真】会見に登場した戸田恵梨香

 同ドラマは、焼き物の里・信楽しがらきを舞台に、女性陶芸家・川原喜美子が、モノを作り出す情熱と喜びを糧に、失敗や挫折にめげずに生きていく波乱万丈の物語。

 主人公・喜美子を戸田恵梨香が演じるほか、北村一輝、富田靖子、桜庭ななみ、福田麻由子、佐藤隆太、大島優子、林遣都、財前直見、水野美紀、西川貴教らがキャストに名を連ねる。脚本は、土曜ドラマ『みかづき』(NHK総合)、『ホタルノヒカリ』(日本テレビ系)などを手がけた水橋文美江が担当する。

 第1週目を観た戸田は、貴美子の幼少期を演じる川島夕空の演技に大きなエネルギーをもらったそうで、「彼女の明るさと力強さに感動しました。私も負けないでやっていきたいです」とその演技を絶賛。

 戦後、大阪から滋賀・信楽に移り住むことになった川原家は貧しいながらも、父・常治(北村一輝)の戦友・大野(マギー)の助けもあり、楽しい暮らしを始めていく。貴美子は2人の妹の面倒をみながら、料理、洗濯、風呂焚きと多数の家事をこなしていく。幼少期の貴美子について戸田は、「お父ちゃん、お母ちゃんと一緒に、貴美子も“大黒柱”として一家を支えている。夕空ちゃんは2人のDNAを受け取ったお芝居をしていて本当にすごいなと。私は川原家としてのお芝居は途中からの参加だったので、いかにそれを引き継ぐことができるかと意識しました。だから、スタッフさんから、『お父ちゃんとセリフの言い方がそっくり』と言ってもらったときはすごくうれしかったです」とコメント。

 陶芸家となる喜美子を演じるにあたり、戸田はすべてノースタントで陶芸シーンにも挑戦。「土とコミュニケーションを取ることが大事なんだと稽古をしながら強く感じました。土を練ることも、先生たちの硬さには私の体重や力では足りない。陶芸は男の力仕事、男の世界なんだなと稽古を通して感じました。女性陶芸家としてやっていくことの壁の高さを実感すると同時に、負けずにやっていきたいと強く思いました」と強い覚悟を伺わせた。

 『スカーレット』の第1話は1947年。奇しくも現在放送中の朝ドラ『なつぞら』と同時代であり、ヒロインが女性の先駆者となっていく姿など共通点も多い。戸田は「まだ男尊女卑がある時代に女性がどう社会と向き合っていったのか。あの時代に生きた女性たちがいるからこそ、いまの私たちがこうして働くことができる現実があります。『スカーレット』に関しては、制作総括の内田(ゆき)さん、脚本の水橋さん、演出の中島(由貴)さん、音楽の冬野(ユミ)さんと女性が多いチームになっているので、“女でもここまでやっているぞ”ということも伝えることができれば」とアピール。

 戸田は本作で喜美子が15歳となる第2週から本格登場する。現在31歳の戸田にとって、15歳役を演じることは中々ハードだったようで、「台本の中に『わーい!』って書いてあったんですが、普段私は言ったことないぞと(笑)。意地になった部分もあり、『わーい!』を全力でお芝居したのですが、カットがかかった瞬間息切れしてしまいました(笑)」と撮影の裏側を明かした。

(石井達也)

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