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カゾクデッサン

20/3/18(水)

『カゾクデッサン』 (C)「カゾクデッサン」製作委員会

映画を中心に、テレビ、CM、声優と幅広く活躍する水橋研二と『火口のふたり』でキネマ旬報ベスト・テン主演女優賞に輝く瀧内公美が家族を持とうとするカップルを演じる。監督は照明マンとして活躍する今井文寛氏。本作が長編監督デビュー作となる。 今井監督は2010 年に脚本・監督した短編映画『ナポリタン、海』がショートショートフィルムフェスティバル&アジア2011、ジャパン部門に入選。その後、長編監督の企画を持ち込んだが、「有名原作ではないと映画化は難しい」などと断られ続け、逆に一念発起。「だったら、自分で作れる範囲の映画で勝負しよう」と自ら製作・脚本・監督・配給・宣伝まで手掛けた。 この熱い思いに、俳優事務所「ブレス」社長で『百円の恋』『お盆の弟』のプロデューサーでもある狩野善則氏らがキャスティングに協力。初監督ながら、水橋&滝口を始め、『さよなら渓谷』の大西信満、『ミスミソウ』の子役、大友一生、中村映里子という豪華共演が実現した。 主人公は元ヤクザで恋人(瀧内)とともに働くバーテンダー、剛太。そんな彼のもとに、元妻の息子、光貴(大友)が訪ねてくる。母親は事故で意識不明なので、会って欲しいという。しかし、光貴にはもうひとつの目的があった。自分の父親は現在、一緒に暮らす父(大西)ではなく、剛太ではないか、というのだ。やがて、恋人からはお腹の中に、新しい命を宿ったと聞かされる……。 水橋にとって、家族とは何かという普遍的なテーマに真正面に取り組んだ作品は初めて。父になろうとする主人公を好演。ほかキャストとのアンサンブルにも注目だ。小品ながらいろんな思いの詰まった作品になっている。商業映画に物足りなさを持っている方はぜひ!

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