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粗品主宰「ツッコミ」1位はママタルト檜原!若手ツッコミ芸人15人が壮絶バトル

ナタリー

20/2/25(火) 16:12

ママタルト檜原(左から2人目)。

2月20日、東京・ルミネtheよしもとにて霜降り明星・粗品主宰のライブ「ツッコミ」が開催された。

このライブは粗品が集めた若手ツッコミ芸人の中でナンバー1を決めるもの。3グループに分かれてシチュエーションツッコミ、パネルツッコミの2競技を行い、芸人たちがただひたすらにツッコミを入れまくるというストイックなイベントだ。出場選手は粗品、なにわスワンキーズ前田、からし蓮根・杉本、佐川ピン芸人、ナミダバシ太朗、オズワルド伊藤、大自然ロジャー、ゼロカラン・ワキ、きしたかの高野、ママタルト檜原、きのこのサラダ・ちぇく田、カミナリたくみ、ぼる塾・あんり、東京ホテイソン・たける、カルパチーノ田中の15人。粗品いわく「CRルミネtheよしもと」の壮大な演出で幕を開け、関西テレビアナウンサーの服部優陽、谷元星奈による司会のもと優勝賞金10万円を懸けたバトルが繰り広げられた。

Aグループのシチュエーションは教室。先生役の令和ロマン・高比良が10通りの定型ボケを放つのに対し、ツッコミ芸人はどのボケにするかチョイスしたうえで演技に入る。粗品やママタルト檜原、ゼロカラン・ワキが秀逸な例えツッコミで観客を唸らせる一方、きしたかの高野は大声とバイオレンスという力技でらしさ爆発。ぼる塾・あんりは自身の体型を生かしてじわじわと笑いを誘うスタイルで戦った。

続くBグループは美容院が舞台で、大仰天・木場がボケを担当。オズワルド伊藤は序盤から「とんでもなくよいツッコミ」が出たときに贈られる“瞬間最大風速ボーナス”1万円を獲得する。大自然ロジャーが漫才でも使っているツッコミを繰り出すと、カミナリたくみが「それパンチラインだっぺ!」と抗議するひと幕も。自分たちも“パンチライン”を解禁しようと一斉に手が上がり、たくみは木場のボケの前に漫才のセリフを付け足して無理やりキラーフレーズを言い放つ。

前の挑戦者と連続して同じお題を選択する流れで一体感ある笑いを作り出したのはグループC。どのシチュエーションでも用意されていた「ウンコ」というボケにもカルパチーノ田中は果敢に挑み続ける。用意されたパネル(画像および音声)に対してツッコむ2競技目の「パネルツッコミ」ではきしたかの高野のアーティスティックな写真を全員で集中攻撃。最後にきのこのサラダ・ちぇく田が「自分もハゲてるのにさっきからすいません!」と謝罪ツッコミを披露してオチをつけた。

どのグループも挙手が止むことも、スベり笑いに走ることもなく、真っ向から勝負し続けた芸人たちに会場は拍手を送る。また、集計中には粗品が仕切る大喜利も実施され、芸人たちからは「どんだけお笑い好きやねん!」「構成下手か!」と野次が。それでも彼らのペンが止まることはなく、時間いっぱいまで盛り上がった。

順位は観客投票、作家票、芸人票の総合点で決定し、観客投票では「どの芸人を観に来ましたか?」の回答と票を入れた芸人が合致した場合マイナス0.1ポイントとするなど、そのシステムは厳正。審査の結果、総合5位から順に粗品(客票5位、作家票4位、芸人票8位)、たける(客票4位、作家票5位、芸人票5位)、ちぇく田(客票6位、作家票3位、芸人票2位)、ロジャー(客票1位、作家票2位、芸人票4位)と名前が呼ばれ、最後にこの熱い戦いを制した檜原(客票3位、作家票1位、芸人票1位)がステージでガッツポーズを決めた。

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