「漁港の肉子ちゃん」が、韓国の第23回富川（プチョン）アニメーション国際映画祭にて特別賞（Special Prize by Korean Society of Cartoon & Animation Studies）を受賞した。

西加奈子の同名小説を原作とする「漁港の肉子ちゃん」は、明石家さんまが企画・プロデュースしたアニメーション映画。漁港の船に住むワケあり母娘・肉子ちゃんとキクコの物語が描かれている。「海獣の子供」の渡辺歩が監督を務め、STUDIO4°Cがアニメーション制作を担当。大竹しのぶ、Cocomi、花江夏樹らがキャストに名を連ねた。

特別賞は富川アニメーション国際映画祭でもっとも人気のあった作品に贈られる賞。韓国・富川で同映画祭の審査員長を務めている渡辺は「審査員としてお招き下さった上に賞まで頂戴できるとは…本当にいいのでしょうか？ この熱気溢れるプチョンで肉子を受け入れて下さる意味の大きさと重さは、現地に居る私が強く感じます。世界のアニメーションが交差するこの町で…！ カムサハムニダ！ プチョン！ この映画の故郷が一つ増えました！」とコメントを発表した。

(c)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会